キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

フレネル併用

複視を解消するために、片眼11プリズムB.O.ずつ(合計22プリズムB.O.)のメガネを調製することになりました。
(当店に来るまでに、当然ですが、眼科・脳外科の診察は受けられています。)

プリズム量が大きい場合、どこまでメガネレンズに組み込むか(組み込めるか)が懸案事項になります。
今回は、度数自体はほぼ平面ですが、耳側の厚みが出ます。
ウスカル枠にすれば厚みは減らせますが、レンズ面積は大きいほうがいいということで、一般的なフレームになりました。

多分、片眼10プリズムくらいまでなら、作ってもらえそうな感じはしましたが、8プリズムで注文し、不足分を3プリズムのフレネルで補うことにしました。

根拠は、複視の解消だけでなく、装用感までを考えたときに、合計18~20プリズムくらいでも大丈夫そうな感触があったからです。
合計16プリズムをベースにして、フレネルで調整するという方向性です。

フレネルはプリズム量が強くなるほど、透明感が落ちますが、片眼3プリズム程度なら、そこまで視力の低下を招きません。
(仮枠タイプのフレネルがあるので、それを試して、お客様の同意を得ています)

片眼8プリズムB.O.の厚み↓

1702082.jpg

そこにフレネルを貼り付けました。

1702081.jpg
(1枚のフレネルで両眼に貼り付けられる玉型サイズを選びました。費用が1枚分で済むので。)

これで納品したところ、複視はなく、歩行も問題ないけれど、何となく違和感があるとおっしゃいます。

いきなり別の世界に足を踏み入れたようなものですから無理もないのですが、試しに右眼(非斜視眼)のフレネルを剥がすと、「このほうが違和感がなく、プリズム量は減っても複視は現れない」とのことでした。

このあたりの判断は賛否あるかと思いますが、装用感を優先し、都合19プリズムにて、ひとまず納品となりました。

日によって複視の程度が異なったり、日数の経過によっても変化が起きる可能性はあり得ますから、引き続きのフォローは必要ですが、お役に立てることを願っています。


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  1. 2017/02/08(水) 23:53:42|
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