キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

多品種少量生産

たとえばお気に入りの靴の右足用を激しく傷つけてしまった場合に、購入店に行って「右のみ取り寄せてほしい」という注文をする人は滅多にいないと思いますし、そういう対応も難しいのではと思います。

一方、メガネの場合は、修理対応ではなく、前枠のみ、テンプルのみを取り寄せる、ということが可能です。
金額的には修理のほうが安くあがることが多いでしょうが、熱処理をするためにカラーが変色したりするのが気になるのなら、新しい部品を取り寄せたほうが綺麗かもしれません。

テンプルを片方のみ取り寄せるようなケースでは、先セルの劣化具合が反対側と異なるので、先セルは両方交換したりすることもありますが。

ただ、そういう対応ができるのは、メーカーに在庫がある場合に限ります。


メガネフレームは、多品種少量生産なので、今月発売した4型4色のフレームが、半年後・1年後・3年後にも同じように在庫が残っている保証は全くありません。

仕入れたフレームが短期間ですべて売り切れる=陳列してあるフレームはすべて新作ばかり、というお店はきわめて少ないと思います。
すなわち、今日仕入れたフレームが、売れずに長期間残ってしまうということは珍しくないわけです。
そうしますと、販売が決定した時点で、同じもののメーカー在庫は既になくなっている場合もあり得ます。

フレームによっては、在庫が切れたら再生産をするものもありますし(納期はそれなりにかかかります)、売り切っておしまいというものもあります。

私は「在庫処分品」みたいな、売り切っておしまいという特価商材を仕入れるのは好きではなく、比較的長期間パーツ管理をしてくれているフレームが好みなのですが、それでも在庫がなくなるときはなくなります。

以前、ある業者に、そういったパーツ管理についてお尋ねしたところ「そういうことを言ってくるお店とは取引したくない」と言われたこともありました。

また、たとえば右テンプルのみを出荷してくれる場合、アフターサービス用に生産している在庫を出荷するというよりは、通常在庫の中から、右テンプルを外して出荷するというケースが多いのではないかと思います。
そうすると、その右テンプルを外したフレームは「一本」としては出荷できなくなってしまうわけです。
メーカーとしては、正直困ります。
ですから、パーツ対応をしていただけない場合もあったりします。

このように、いろいろ事情がありますので、「同じパーツを取り寄せたい」という場合には、「在庫がなくて当たり前」くらいの気持ちで、購入店にお尋ねになるとよいかと思います。



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  1. 2017/01/16(月) 23:34:34|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
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