キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

ムリをするか、楽をするか

前にもネタにした気がしますが、ご容赦ください。

調節機能のトレーニング法の1つに、「Distance Rock」とか「ハートチャート」などと呼ばれるものがあります。

Distance Rock
DRデモ

大きな文字の視表を壁に貼り、小さな文字の視表を手に持ち、壁から離れたところにスタンバイし、

DRデモ

小さな視表→大きな視表→小さな視表、と交互に読み上げていくというもの。

当然、正確な眼球運動も要求されますが、近見(小さな文字視表)の際は調節力を働かせ、遠見(大きな文字視表)の際は調節力を緩める必要があります。
この、「調節力の出し入れ」が不正確だと、このトレーニングは難しくなります。
だから、トレーニングをするわけです。


さて、いわゆる「老眼」になってきますと、近くのものにピントを合わせることがしんどくなりますし、必死にピントを合わせていると、遠くを見るためにピントを緩めることが難しくなってきます。

結果として、いわゆる「老眼鏡」が対処法として挙げられるわけですが、「トレーニングをすることで、老眼鏡が不要になることはありませんか」と問われることがあります。
あるいは、「老眼鏡を掛けると、眼が楽をしてしまい、早く老眼が進むから、老眼鏡は使わずに自力で見たほうがいい」という意見もあったりします。

「老眼」に対するトレーニングというのは、「調節トレーニング」ですから、上述のようなトレーニングは一つの方法ではあるのですが、そうしたトレーニングをしたからといって、「老眼にならない」というわけではありません。
最終的には、視機能の経年変化のために、近見は不良になります。
トレーニングは、個人差がありますが、それをほんの少々遅らせるくらいの効果しか見込めないというのが通説です。

「自力で頑張って見る」というのも、一理あるかとは思いますが、そのために莫大な負荷が眼にかかりますし、最終的には自力で見るのには限界が訪れます。

「しんどい思いをして、ほんの少々、老眼鏡を装用するのを遅らせる」
「どのみち老眼は進行するものだと割り切って、老眼鏡を使って快適に見る」

どちらを選ぶかは、その人次第です。

私は、後者をおすすめしますけれども。




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  1. 2016/05/24(火) 23:40:52|
  2. 視機能・視覚・検査など
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