キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

裸眼で色覚検査

当店のお客様から、色覚についての相談を受けました。

詳細はぼかしますが、ある会社の適性検査を受けたところ、色覚検査にひっかかり、不合格になったとのこと。
今まで、色で不自由を感じたり、トラブルに遭ったこともないのに、おかしいと思ったそうです。

色覚検査は、いわゆる「石原式」で行われたということですが、(↓こういうの)

1605091.jpg

机の上に置かれた検査表を、立った状態で裸眼で見させられた、というのが引っかかります。


検査距離は、75㎝以遠とされていますので、

1605092.jpg

距離的にはそれでよいと思うのですが、裸眼って??


このかたは、-10.00D前後の近視がありますので、眼前10cm前後より遠くのものは、はっきり見えません。
眼前75cmの距離にあるものは、輪郭はつかめても詳細は分からないレベルです。

要するに、裸眼では検査表がきちんと見えるわけがないのです。

ちなみに、このかた、眼鏡矯正下では、当店の石原氏検査表(38表)、およびD-15は、正常な反応を示されています。
ですが、裸眼で石原式を行なうと、矯正下で読めたものが読めたり読めなかったりになります。

ですから、裸眼で検査をしたのであれば、不合格となってもおかしくないでしょう。

しかし、なぜ裸眼で検査をしたのかがわかりません。

1、検査担当者が方法を間違えた
2、裸眼(眼鏡装用不可)で75㎝先にあるものの色を判断する仕事が求められる

他に何か、合理的な理由があるのでしょうか?


「もしかしたら、裸眼で行なうのが正しいのかも」と、私も不安になってきましたが、
『プログラムフローチャートですすめる眼科検査法40』 メディカ出版 
の中でも、石原式の検査にあたっては、
「屈折異常がある場合は矯正が必要です。高齢者には検査距離75cmに応じた近見矯正が必要になります」と書かれています。


検査は医療施設で行なわれたようなことをおっしゃっておられたのですが、何とも不可解ですし、言ってみれば「誤判定」をされているように見受けられますので、これは問題があるのではないかと感じております。





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  1. 2016/05/09(月) 23:32:53|
  2. 視機能・視覚・検査など
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