キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

ステロイド

当店のお得意様(70代)が、免許更新を控え、見えにくくなってきたということで来店されました。

去年の夏に度数チェックをしたときは、
RV=(0.8 × S+0.25 C-1.00 AX115)
LV=(0.8 × S+0.25 C-0.75 AX70)

でしたが、

今回は
RV=(0.2 × S-1.50 C-1.50 AX120)
LV=(0.4 × S-1.00 C-1.50 AX60)

ということで、矯正視力が大きく低下しておりました。

レチノースコープでの反射光は、瞳孔中心部が左右ともに暗い状態です。

去年夏のオートレフケラトメーター値

201602201.jpg

今回のオートレフケラトメーター値

20160220.jpg

黄色で囲った測定値の信頼度(5が一番信頼度が低く、9が信頼度が一番高い)が、去年より低下しておりますし、赤で囲った近視度数は、昨年よりも大きく近視化しています。


このお客様は、最近まで体調を崩して長期入院されていました。
体力が低下することで視力が低下することはあり得ますが、ここまでの変化は普通は考えにくいです。

実は、入院中に疾患の治療のため、ステロイドを点滴投与されていたとのことですので、恐らく「そういうこと」だろうと推測し、眼科受診をお願いしました。

結果、やはり、ステロイドの影響と思われる後嚢下白内障と診断され、手術をされることになりました。

白内障の原因は、いくつかありますが、このようにステロイドの投与により白内障が進行してしまうこともある、という話でした。
(あくまでも長期大量投与の場合であって、短期間に少量の外用・内服では大きな影響はないと思われます。)


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  1. 2016/02/20(土) 23:13:33|
  2. 視機能・視覚・検査など
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