キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

どこまでが「効果」なのか

眼は、心や体と密接な関係があるということについては、私は同意します。
で、あれば、メガネも、眼を通して、心や体に影響を与えるものといえるでしょう。

では、その影響はどこまで及ぶのか。

たとえば、度数や視機能を測定して、お試しのレンズを装用してもらったとしましょう。

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そうしたときに、「今まで二つに見えていた一本の鉛筆が、ちゃんと一本に見えた」とか、「掛けているうちに、眼が楽になってきた」なんていう返答があれば、それはメガネ(というかレンズ)の影響だと考えてよいでしょう。

裸眼では無理だった深視力検査に、作ったメガネを掛けて臨んだら合格できた、というのも、メガネの影響だと考えてよいと思います。

楽に本が読めるようになったおかげで、受験勉強の効率が上がった、というのも間接的な影響と思います。
では、受験勉強の効率が上がり、志望校に合格できたとしたら、それもメガネの影響でしょうか?

商売ベースでいえば、そう言いたいところですよね。
「当店でお作りいただいたメガネで、見事志望校合格を勝ち取った」
ということになりますものね。

では、受験勉強の効率は上がったけれど、志望校には合格できなかったとしたら、それもメガネの影響でしょうか?


たとえば、メガネを変えたら快適に過ごせるようになった、という表現は個人的にはオーケーだと思います。

では、快適に過ごせるようになった結果、「ストレスがなくなり、胃潰瘍が治った」とか、「自律神経が安定して、懐妊した」とかいう表現は、OKでしょうか。

法律的にどうかという話は置いておいて、もし、それが許されるなら、「合わないメガネを掛けていて、体調が悪くなり、鬱になってしまった」という表現も認めないと筋が通らないように思います。

「都合のいいことは宣伝に利用し、都合の悪いことには触れない」というのは、どこの業界でもあると思いますが、どこまでを「メガネの好影響」ととらえるか、それを公言してよいのか、ということについては、注意が必要ではないかと思います。


先日のお客様は、お納めしたメガネの調子がよかったらしく、喜んでいてただけたのですが、いつもより会社の上層階まで階段に楽に登れたらしいです。
「それも、メガネの影響ですかね」と聞かれましたが、「さぁ、それはどうでしょう。だとしたら嬉しいですけどね」としか言えませんでした。

「そうです。それもメガネの影響なんです。眼と体は密接な関係がありますから云々」とは、残念ながら私には言えません。


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  1. 2016/02/07(日) 23:13:58|
  2. 視機能・視覚・検査など
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