キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

学校の授業で重要な入力系・・・調節

今回は「調節」についてです。

「調節」というのは、「ピント合わせ機能」のことだとご理解いただければよいと思います。

当店のHPに、まとめていますので理屈的なことは割愛しますが、「正視眼」もしくは「適切な屈折異常の矯正が成された状態」であれば、遠方を見ているときは調節は限りなくゼロであり、見るものが近くにあればあるほど、調節が必要ということになります。
調節をしなければ、近くのものはぼやけてしまうわけです。

したがって、黒板を見ているときは調節機能は働かず、机の上のノートや教科書を見ているときは調節機能が働いている、というのが基本的なシステムです。
(遠視や近視の未矯正状態であれば、このかぎりではありません。)


さて、授業中に問題になってくるのは、調節機能がうまく働かない状態、であります。

すなわち、
①調節をすることができない、もしくは時間がかかる
②調節をした状態から調節をしていない状態にすることができない、もしくは時間がかかる
といったような事態が生じてしまっている場合です。

①の場合であれば、ノートや教科書がぼやけてしまいます。
いわゆる「老眼」の状態です。
老眼になっているかたであれば、老眼鏡なしで本を読んだり、文字を書くことを想像してみてください。
当然、読みにくいですし、書きにくいですよね。

②の状態であれば、逆に黒板が見にくくなります。
いわゆる「近視」の状態をイメージしていただければよろしいかと。

①と②が合わさっている場合もあります。
たとえば、じーっと見ているとノートが見える、じーっと見ていると黒板の文字が見えてくる、といった感じです。

いずれのパターンであっても、黒板に書かれたものをノートに写そうとするには、極めて非効率です。
本人は一生懸命でも、「見たいものが見えない」のでは、どうにもなりません。

②の場合は、視力検査で引っ掛かる可能性がありますが、①の場合は、一般的な遠見視力検査での発見は難しいです。
結果、子供自身は近くがよく見えていなくても、見えいるという前提で授業が進んでしまうこともあるでしょう。

調節機能に問題が生じる原因としては、眼疾患を除けば
・屈折異常(特に遠視・乱視)の未矯正
・両眼視機能(輻湊・開散)の低下・・・参考「調節と輻湊・開散の相互関係」が、ツートップでしょう。

調節機能の不具合を調べるには、もちろん検査をするのが一番ですが、近見視力のチェックをするだけでも、かなり違うのではないかと思います。

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次回は「両眼視」についてです。





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