キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

学校の授業で重要な入力系・・・視野・色覚

前回の「視力」に続いて、今回は「視野」と「色覚」についてです。

「視野」というのは、ある一点を見ているときの視界の広さ、とでもご理解ください。

視野検査のときは、片眼ずつ行ないます。
右眼の視野は鼻に遮られて左側が狭くなりますし、左眼はその逆です。
両眼視しているときは、その遮られている部分の情報も入ってきますので、約200度くらいが人間の両眼視下での視野と考えられます。
(右眼と左眼の両方で見えている範囲は120度くらいになります。)

ところが、主に眼疾患に伴って、視野の一部が欠損してしまうことがあります。

通常なら、こんな感じの視界があるとして、

ivis_20150709_10.jpg

左側の一部が欠けてしまうと、

ivis_20150709_10z.jpg

駅員さんにぶつかってしまう可能性がありますし、右側が大きく欠けてしまえば、ホームから落っこちる可能性も出てきます。


ですので、たとえば、左の視野が欠けている子供が、教室の右端の列に座るとしたら、黒板の見にくさを感じるかもしれません。
他の子供が視界に入っている物に気づかないということがありますので、ぶつかったり転んだりということが多くなるかもしれません。

学校生活において、そのあたりの配慮は必要でしょう。


「色覚」というのは、色の違いをとらえる能力です。

石原式の色覚検査表が、検査ツールとしてはポピュラーですね。

isihara.jpg

私自身、色覚に問題があることは何度となく触れてきましたが、色覚に問題があるということは、色がわからない、もしくは色の受け止め方が違う、ということです。

正常な人が、左端から順に似た色を並べたときの配列が↓だとしても、

d15pass.jpg

私の見えかただと↓のようになります。

d15duo.jpg

「違うやろ」と指摘されても、私には納得できません。

ですから、色を扱う授業のときは注意が必要になりますし、黒板に使うチョークの色も配慮してもらわないと見にくくなります。
学校の場合、カラーのプリントというのは少ないかもしれませんが、グラフの色を赤とか緑で書かれてしまうと混乱します。

色覚検査は今の時代は義務ではないようなので、先生も子供自身も気がつかないまま、ということがあるかもしれません。
ふだんから、「色の違いが分かりにくい子がいるかもしれない」という視点で授業を組み立てていかれれば、良いのかなと思います。


視野や色覚に関しては、問題があったとしても、その矯正が難しいです。
(色覚補正レンズというのはありますが、個人的には、それがあれば万事解決とは考えていません)

本人の努力ではどうにもならないところがあるということを、ご理解いただきたいと思います。


次回は「調節」についてです。



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  1. 2015/08/19(水) 23:10:04|
  2. 視機能・視覚・検査など
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