キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

プロ

何年か前、業界紙か何かだと思いますが、メガネ・補聴器の兼業店を紹介している記事がありました。

その中で、

・補聴器の調整に自信を持っている
・他店購入の補聴器の聞こえが悪いという相談にも無料で再調整を行なっている
・評判を聞いて「補聴器の購入は、(安い)他店でするので、調整だけこの店で無料でやってもらえるか。」という依頼もあるが、応じている

といったことが書かれていました。

ユーザー目線で言えば、「なんて親切な店だ」となると思います。
でも、同業者としては・・・

最近のデジタル補聴器の調整は、パソコンを使ってやることがほとんどです。

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でも、パソコンを操作するのは人間です。
操作する(調整する)人間の技量に、出来栄えは左右されます。
補聴器の調整が、とても奥深い物であることは、私自信、身を持ってわかっているつもりです。

そのような、決して簡単とは思えないようなことを、自信をもってやるのであれば、他店購入品の調整については、もしくは少なくとも、「買わないけれど、調整だけ無料でしてほしい」というユーザーに対しては、きちんとお金を取ってほしいなと思います。

もちろん、お店によって考えかたというのは違って当然ですから、やみくもに批判・否定すべきことではないとは思いますが、無料でやるということは、「その程度のものなのだ」という理解をさせてしまいかねず、ひいては自分自身の技量自体をも貶めることになるのではないかと感じます。

また、「補聴器の調整は、どこでも無料でやってくれるものだ」という風潮を生むことにもつながり、「お金を取るのは、サービスが悪い店だ」と思われかねません。
それは、業界にとって、マイナスです。
既に、眼鏡業界はそうなっています。

自信がある、というのなら「私がやるのですから、これくらいの金額はいただきませんと」くらいのことは言ってもいいのではないかと。
それが、プロの矜持ではないかと、思ったりするのですが、今の世の中には受け入れられないのでしょうかね?







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  1. 2015/07/21(火) 23:10:58|
  2. 補聴器
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