キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

カメラとの違い

人間の眼がカメラに例えられるのは、いまさら言うまでもないことなのですが、微妙に異なる部分もあるわけです。

たとえば、ごくごく普通にカメラで撮影したらこんな感じに写ったとします。

DSCF0224.jpg

隅々まで、ピントが合っています。

でも、同じ景色を私たちが肉眼で見ているときの見えかたは、そうではありません。

通常私たちが「見る」という行為をするときは、ある一点というか、あるエリアに集中をします。
遠見視力が1.0以上の人が「今、見ている」その場所は、ハッキリ見えていても、それ以外の周辺部は実際にはボヤケて見えています。

1506091.jpg

普段あまり気にならないかもしれませんが、ちょっと意識して見てもらえれば、言わんとすることはわかっていただけますよね。

私たちが、ある場所を見ているとき、その視線の中心にある物体は、網膜の中心窩と呼ばれる極めて小さな範囲でとらえられています。

1011302ajpg.jpg

その部分が、私たちの最高視力が得られる場所です。

そして、中心窩から外れていくにつれて、得られる視力は急激に低下をしていきます。
ですから、上述のように、視線の中心から外れた部分はボケて見えることになります。

眼疾患の中には、この中心部分が黒っぽく抜けて見えてしまう症状を伴うものがあります。

本来なら、はっきり見えているはずの場所が、

1506093a.jpg

黒くなってしまうため、

1506093.jpg

どうやって見ようとしてもボケた映像しかとらえられません。

このボケた部分を、メガネの度数を強くすることでハッキリ見えるようにできないか、という相談を受けることがたまにあるのですが、(↓こういうことですね)

1506094.jpg

ボケているところは解剖学的に十分な視力が出ない部位なので、残念ながらお力になれません。
お気持ちは重々わかるのですが、ご容赦ください。






関連記事
  1. 2015/06/09(火) 23:28:19|
  2. 視機能・視覚・検査など
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

コメント

<%template_post\comment>


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://optkibebe.blog55.fc2.com/tb.php/2473-bb3cee4e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad