キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

前庭機能と視覚機能

過日、ブランコで体を揺らしながら、目と手の協調トレーニングをする話をアップしました。
前庭機能(バランスを司る部分)に刺激を与えつつ、目や体を動かすということです。

この前庭機能ですが、眼とは密接な関係があります。

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(スライド出典: 「原始反射が視覚システムに与える影響」 木部俊宏 2013)

前庭機能は胎児のうちから作動しているシステムであり、これが働くことで、出生後に視覚システムを構築していくにあたって非常に重要となる「前庭性眼球運動反射」を可能にします。

前庭性眼球運動反射というのは、頭を回転した時に眼球が反対方向へ回転する現象のことです。
たとえば、ある一点を見つめながら、頭を右に回転していっても、私たちはその一点を見続けることができます。
これは、頭と反対方向に眼球が回転しているからできることです。
これができないと、頭の動きに眼が連動してしまうために「固視」(一点を見続けること)を維持することは困難です。

また、視覚システムの発達に影響を与えるざまざまな原始反射の中には、前庭機能への刺激が反射の誘発材料となるものもあります。
細かいことは割愛しますが、前庭機能なくして眼球運動を制御する「姿勢反射」を確立させることは不可能です。

「眼」「前庭」「脳」がしっかりとネットワークを作り上げていくことが、正常なシステムの発達に不可欠となります。

ですから、視機能・視覚トレーニングを行なう際に、前庭機能ともリンクさせるというのは、とてもよいアイディアだと思います。


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  1. 2015/05/03(日) 23:47:25|
  2. 視機能・視覚・検査など
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