キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

総合実習Ⅲ(症例解説)

眼鏡学校講義シリーズ、本日は総合実習Ⅲ(症例解説)です。

総合実習Ⅲというのは、学生が学生にメガネをつくる、というものです。
メガネがほしいという学生を見つけて、自分が検査をし、度数を決めて、加工・フィッティング・納品までを行なうというもの。
メガネは無償提供ではなく、ちゃんと費用が発生します。
(特価ですが、そのお金は学生の懐には入りません)

といっても、そうそう都合よく学生が見つからない場合もあり、それでは成績がつけられませんから、「症例解説」という講義を受講し、そのテスト結果にメガネを作った実績その他を加点して、最終的な評価をする形になっていました。
具体的には、症例解説のペーパーテストが60%(百点取ったとして60点)、メガネを一人作るごとに10点加算、米軍基地での研修に参加して10点加算、学校が外部組織に対して行なう各種スクリーニングに参加して5点(10点?)加算、といった感じでした。

つまり、ペーパーテストが百点であっても、それだけでは総合実習Ⅲの評価は百点にはならないということです。
さらに点が欲しけりゃ、メガネを作らないといけないわけです。

私は90点以上は取りたかったので、2人の学生にメガネを作って点を上積みしました。
(ペーパーテストが百点だったのと、米軍基地研修に申し込んでいたので、ギリギリ90点になりました)


で、その「症例解説」ですが、関O.D.が実際に対応されたかたたちのデータを元に、どのような両眼視の問題があるのかを検討していく、というのが主旨でした。

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主訴および各検査データを読み込んでいくことで、両眼視状態の傾向というのをつかむわけですが、「モーガン分析」「OEP分析」などの体系化されたデータ分析法を使うのではありません。

たとえば、外斜位により不具合が起きていれば、どの検査項目にどのような特徴がみられるはずなのか、ということを理解しておかなければなりません。

これとこれとこれのデータがこうだから、ここの部分に問題があるのではないか、そうであればどいう対処法が望ましいのか、という判断を下していくということです。

いわゆる「非体系的データ分析」と呼ばれるもので、現場においては極めて重要な能力になります。
これができずして「米国式両眼視機能検査をやっています」などとぶち上げるのは、ちゃんちゃらおかしいわけです。
キクチ眼鏡専門学校の真骨頂といえましょう。


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今まで学んできた知識を有機的に結び付けて解決の糸口を見つけていくという、私にとってはとても面白い講義でした。

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  1. 2014/05/09(金) 21:56:51|
  2. 眼鏡専門学校のこと
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