キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

コントラスト感度曲線

こんな表があります。

vistech.jpg


こちらは点灯式です。

1310252.jpg
1310253.jpg



「縞視力表」と呼ばれたりもする、これらの表を使うことによって「コントラスト感度曲線」というものを作成できます。

コントラスト感度曲線というのは、「空間周波数」ごとにどれくらいの「コントラスト感度」があるかをグラフ化したものです。


空間周波数というのは、視覚系においては、視角1度の中に白黒のペアの縞が幾つあるかを意味するものです。

さきほどの表でいうと、一番上の列が白黒の縞の幅が太く、一番下の列が白黒の縞の幅が狭くなっています。

1310254.jpg

縞の幅が太いものと狭いものとでは、同じ幅(上図でいうと、同じ面積の円)の中に入る縞(白と黒で1ペアと考えます)の本数が異なってきます。
当然、縞の細いほうがたくさんの縞が入るわけです。

縞が細いほうが「空間周波数が高い」、太いほうが「空間周波数が低い」となります。


そして、縞のコントラストを徐々に落としていったときに(上図でいう、左から右への変化)、各空間周波数ごとに、どこまでコントラストを落としても縞を認識できるかを調べ、それをグラフに落とし込んでいくのです。


ワタクシのグラフがこちら。

1310255.jpg
ixy_20131026_14.jpg

横軸が空間周波数、右に行くほど周波数が高くなります。
縦軸がコントラスト感度、上にいくほどコントラス感度が高い(コントラストが低くても認識できる)ことになります。

網掛けの範囲にグラフが入っていれば、標準値以内にありということです。


標準値のエリアの形状を見ていただくとわかるとおり、コントラスト感度は空間周波数にかかわらず一定ではなく、低周波数側と高周波数側で低下し、中間あたりの周波数が高くなるという特徴があります。

しかし、特定の眼疾患では、この特徴が崩れることがあったりします。
たとえば、白内障と緑内障とでは、このグラフの形状は変わってきます。(進行度合いにもよりますが)


このあたりが、単純なランドルト環を用いての視力検査だけではわからない、視覚の奥の深さでもあるわけです。


ちなみに、上記の縞視力表は当店にはございませんので、あしからず。


関連記事
  1. 2013/10/26(土) 23:55:58|
  2. 視機能・視覚・検査など
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

コメント

<%template_post\comment>


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://optkibebe.blog55.fc2.com/tb.php/1909-23af2f7b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad