キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

レンズの種類

「遠近両用のレンズって幾らするの?」

フラッと入って来られたお客様から、たまに聞かれます。

そのかたがメガネを掛けていて度数がソコソコありそうだったり、すでに遠近両用のメガネを掛けていてレンズの種類が確定できた場合だったり、裸眼で来られて度数の検討がつかない場合だったり、パターンはいろいろですが、「○○○○○円です」とは言えません。

当店の場合は「○○○○○円からです」という言いかたになります。

なぜなら、当店では「どんなレンズも均一価格」ではないからです。
レンズの屈折率あるいはランクというか設計によって価格が変わるので、幅を持たせた言いかたにせざるを得ないのです。

そのようにお伝えすると「遠近両用にもランクがあるの?」という話になります。

いわゆる境目のない「遠近累進レンズ」に限っても、一般的なレンズメーカーは数種類のタイプのものを用意しているのが普通です。

当店の主要遠近累進レンズの価格表です。

IMG_2790.jpg

4社のレンズをランク別に4つに分け、各ランクごとに屈折率によって値段が変わります。
これ以外にも「最上位ランク」のものがありますが、当店では「主要」ではないので載せていません。

ランクというのは、三つ星とか五つ星みたいな感じに理解していただければいいのかなとも思いますが、理屈の上ではランクが上のものほど、遠近累進レンズ特有の「揺れる感じ」「周辺部の違和感・ボヤケ感」が減少し、「視野(ハッキリ見えるアリア)の広さ」がアップします。

(ただ、これには個人差があって、最上位ランクのものがだれにとっても最高とはならなかったり、ランクによっての違いを感じにくかったりすることもあります。)

一般の眼鏡店では、(買い替えの場合は)今まで使っていたレンズの種類であったり、ご予算であったりを踏まえつつ、説明・おすすめをするものです。


一方、均一価格のお店では、おそらく各メーカーのすべてのランクが均一価格というわけではないと思います。
説明を簡略化・短時間化するために、レンズの種類はかなり絞られているのではないでしょうか。

それはそれで、低価格という恩恵が返ってくるわけで、ユーザーにしてみればよいのかもしれません。
ですが「遠近両用でも追加料金0円」なんていうのは、あまりにもレンズの価値を軽視し過ぎているようにも感じます。

少なくとも、レンズメーカー各社は、それぞれ工夫を凝らして新しいレンズの開発をしているわけですが、そういうメーカー側の努力が、ユーザーにほとんど伝わっていないような印象を受けます。

それが最終的に「レンズなんて、どれも似たようなもんでしょ」という認識につながってしまうのであれば、決してよいこととは言えないでしょう。

「いかにしてレンズに価値をもたせるか・伝えるか」、業界全体の問題として考えていかなければならないのではないかと、個人的には思うのですが・・・

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  1. 2013/09/20(金) 23:11:22|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
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