キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

Visual Memory & Visual Sequential Memory

視覚認知の検査におけるチェック項目シリーズ、今回は「Visual Memory」と「Visual Sequential Memory」です。

前者は「視覚記憶」つまり、目で見たものを記憶する(短期記憶)する能力、後者は「連続したものを眼で見て記憶する能力」とご理解ください。


前者の例題は、

この図形を五秒間提示したあとで、

1305284_20130528210134.jpg

その図形が何であったかを、この中から選ぶというもの。

1305283_20130528210132.jpg


後者の例題は、

これらの図形を9秒間提示したあとで、

1350282_20130528210137.jpg

どれが正しい順番かを選ぶというもの。

1305281_20130528210130.jpg



後者については、たとえば「まる、さんかく、ろっかく・・・」と見た図形を言語化して覚えようとするケースも多く、そうすると本当の意味で「視覚」のみを手掛かりとした記憶と言えるのか、という問題点が残ると思います。

無論、それは前者についても言えることだとは思いますが。


こういった能力が弱いと、さっき見たものと同じものを探すことが難しかったり、単語のスペルを覚えるのが大変だったり、といった問題が当然起こってきます。

ただ、記憶のメカニズムというのはとても複雑なものでありますし、「視覚記憶が弱い」というのは「記憶が弱い」のではなく、「視覚情報をとらえるのが弱い」という問題が根底にあったりもしますので、真に記憶が弱いのか否かというのは、なかなか評価がしにくいように感じています。

また、この項目に弱さが見られた場合、トレーニングで向上させることができるのは「視覚情報の効率的なとらえかた」であり、厳密には「記憶力そのものをよくする」ということではないようにも感じます。




関連記事
  1. 2013/05/29(水) 23:01:45|
  2. 視機能・視覚・検査など
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

コメント

<%template_post\comment>


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://optkibebe.blog55.fc2.com/tb.php/1758-2a4c3fb8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad