キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

斜位があると言われたのですが

忘れたころにある、問い合わせのお電話やメールの内容が「斜位があると言われたのですが・・・」というもの。

斜位については、何度となく触れましたし、こちらをご参照いただけばよいかと思うのですが、復習しておきますと・・・


両眼である一点を見ようとしているとき、両眼が開いていれば、両眼の視線がその一点に向いているのに、

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「斜位」があると、片眼を塞がれたときに、その塞がれた眼の視線が、見るべき点からずれてしまいます。
塞ぐのをやめれば、ずれた視線は元に戻ります。

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両眼が開いている状態のときに、片眼の視線がずれていたら、それは「斜視」になります。

1301284.jpg

「斜視」は、本来あるべき眼の状態ではありませんが、「斜位」は基本的には、だれでも持っているものと理解していただければよいと思います。
つまり、単に「斜位がある」というだけでは、異常事態とは言い切れません。

どの方向の斜位なのか
どれくらいの量の斜位なのか
距離によって大きく斜位の量が変動するのか
装用する度数によって斜位の量や方向が変化するのか
両眼の筋肉の力がどれくらいあるのか
眼精疲労や肩こりといった不快な現象があるのか

その他、さまざまな要素を考慮した上で、何らかの対処をすべきなのか、あえて対処する必要はないのか、といった判断・説明を私は心がけています。


せっかく斜位の測定をしても、「斜位がありますね」という一言だけで終わらせてしまっては、いたずらに不安を煽るだけのこともありますので、きちんと説明を添えることも検者として大切ではないかと考えております。

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  1. 2013/01/29(火) 23:05:31|
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