キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

トレーニングの効果は?

ビジョントレーニングに関する書物も、いろいろ出版されてきて、それを参考にご家庭でトレーニングを始められているかたも増えてきていると思います。

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そのような中、主に発達障害のお子さんを持たれる保護者のかたから「トレーニングの効果はあるのでしょうか?」「トレーニングをすればなおると聞いたのですが」といった問い合わせが少なからずございますが、簡単にお答えするのは非常に難しいです。

というのは、どこまでのレベルの「効果」を期待されているのかが分からないからです。

トレーニングをすることで、たとえば眼球運動や目と手(体)の協調は改善されていく可能性は高いと思いますが、それが学校の授業にどこまで結びつくかは明確には予測できませんし(その子の本来持つ学力・体力にも左右されますから)、ADHDや自閉症の特性が消失するかといえば、私は難しいと考えています。

つまり、トレーニングの効果というのは、すべての側面において現れるものではないということです。
トレーニングは「治療(という表現が不適切ならお詫びします)」ではなく「支援」の一環と考えていただくのが誤解が少ないのではないかと考えるわけです。

10本の見えない鎖が体を縛りつけていたとして、トレーニングを通じてそのうちの何本かでも切ることができれば、それにより、少しでも体を動かしやすくなれば・・・
そんなニュアンスです。


また、トレーニングを通じて、最初はできなかったものができるようになり、「やればできるんだ」という自信が着いてくるお子さんは多いです。
おうちのかたと一緒にトレーニングをしていくことで、お子さんと保護者のかたが一緒に向き合っていく姿勢をはぐくむことも大切だと思います。
また、そういった過程の中で、「お母さんやお父さんは、自分のことにこんなに一生懸命になってくれるんだ」というのが伝わり、お子さんの気持ちが落ち着いてきた、という報告もいただいています。

「算数の成績が上がってきた」みたいな直接的な効果にのみ目を向けられてしまうと苦しい部分はあるかもしれませんが、副次的な効果が得られたのであれば、それは立派な成果ではないでしょうか。


トレーニングを通じて、スコーンと伸びていくお子さんもいれば、ゆっくり歩んでいくお子さんもいます。
それは「ビジョントレーニングで切ることのできる鎖が何本あるのか」によって変わってきます。

一歩でも前に、少しでも楽に、そういうお気持ちで取り組まれるのであれば、「効果」はあると考えています。


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  1. 2012/12/08(土) 23:28:04|
  2. ビジョントレーニング
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