キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

まずは買われたお店に

たとえば、体調が悪くて「医師A」の診察を受け、「AA」という薬が処方されたとします。
ところが、その薬を飲みきっても症状が改善しないので、「医師B」の診察を受けることにしました。
このとき「AA」という薬が効かないことを伝え、「BB」という薬が処方されました。
その薬を服用すると、症状が改善しました。
どうやら投薬がはまったようです。

さて、この結果のみをもって「医師A」よりも「医師B」が優れていると言えるでしょうか。

私はそうは言えないと思います。
なぜなら、「医師B」は、すでに「AA」という薬が効かないという情報を得ているからです。

もし、その情報がなかったら、「医師B」も「AA」を処方した可能性はあるわけですし、「AA」が効かないということで「医師A」を再度受診したら「BB」を処方される可能性もあるわけです。

無論、最初から「BB」を処方できれば済む話ですが。。。。


これをメガネに当てはめてみますと、どうなるでしょう。

A店で作ったメガネがどうも合わないので、B店に「A店でつくった、このメガネが合わない」と相談に行き、新しいメガネを作ったら、今度は快適になった、「A店よりもB店のほうが優れているぞ」という評価をくだすケースが一例として考えられます。

ただ、私はその評価は必ずしも正確ではない(B店よりもA店が劣っているという根拠に乏しい)と思います。

なぜなら,B店はA店で作った具合の悪いメガネの情報を得ていますから、それよりもマシに感じてもらえるところを着地点にすればよいわけで、言わば「叩き台」があるからです。

逆に言えば、B店に行くのではなくて、A店に行って「この前つくってもらったメガネの具合が悪い」と伝えれば、A店はそれを「叩き台」にしての対応ができるはずです。

むしろ、このような場合は、最初にA店(作ってもらったお店)に行ったほうが、「なぜ、その度数に決めたのか」が明確に分かっていますから、その理由を踏まえての対処が可能になります。
つまり、「こういう理由があるから、この度数がベストなんだけれど、使いにくいようだから、使ってもらえる範疇で限りなくベストに近くなるようにやり直してみよう」という方法が取れるわけです。

もし、A店に行かずにB店に行ったとして、B店の知識・技術がA店より劣っていたとしたら、そのような「意味のある」対処をしてもらえる保証はありません。


当店にも「他店で作ったメガネが合わない」ということで相談に来られるお客様がポツポツとおられます。
当店で調べてみると、「度数的には、特に問題が見当たらないけれど・・・」という場合もあります。

そのようなとき、全く同じ度数・同じフレームで、レンズの種類を非球面レンズから球面レンズに変えてみたり(あるいはその逆)、

1211261.jpg
(左右のレンズは同一メーカーの同度数のレンズですが、左が球面、右が非球面です)


同じ球面レンズでも、レンズカーブを変えてみたりすることで解決できることがあったりもします。

1211262.jpg
(左右のレンズは同一メーカーの同度数の球面レンズですが、カーブが違います)

これで解決できれば、お客様にしてみれば、当店の評価は上がるでしょうが、このような場合は、お客様とレンズとの相性なので、どっちの店が優れているかを論じるのはピントがずれています。
もし、最初に当店に来られていたら、相性の悪いレンズを勧めていたかもしれないわけですし。


ですので、最初に作ったお店によほどの不信感とか、遠くて足を運べないといった理由がないのであれば、まずはそのお店に行って相談をされるのが良いと思います。
そのときに嫌な顔をされてしまったり、対応はしてくれたけれど解決に至らなかったのなら、他店さんを頼ってみてはいかがでしょうか。




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  1. 2012/11/26(月) 23:14:01|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
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