キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

バンドのサイズ調整

当店では時計の取り扱いがありますので、腕時計のバンドサイズの調整を依頼されるお客様がポツリポツリとおられます。

基本的には購入時にサイズを合わせるわけですから、「太った」「やせた」「合わせてもらったけれどちょっときつい」なんてことがなければ、調整をする必要はなさそうなものですが、「通販」とか「景品」で入手したものに関しては、その場での調整が期待できませんから、時計屋さんに持ち込むことになります。

基本的には、バンドの一部に、サイズ調整をするためにコマの増減ができる(取り外しができる)部分がありますので、そこでもって調整をするのですが、

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中には、この調整が極めてやりにくいものがあるようです。

コマを外すためのピンが抜けない、抜いたピンを戻そうとしても再使用不可能なレベルにピンが変形してしまって戻せない、その他いろいろ、難儀するケースがあります。
要は、調整する技術に原因があるのではなく、製品自体に問題があるケースです。
中には、調整しようと思ったらバンドが割れてしまった、なんてこともあるようです。
事前に破損のリスクがあることを伝えずに作業を始めて、破損してしまったら大変なことになります。

特に、非常に低価格のものとか、通販するために作った製品、なんていうのに、そうしたハズレが見られることが多いように感じます。
見た目はおしゃれでも、アフターのことを考えていない、売ったもん勝ちというわけですね。
(すべてがそうだとは言っていませんよ。)

ですので、そういう厄介なことになりそうな製品については、調整をお断りするお店もあります。
そうなると結果的に、買われたかたが困ることになるわけです。

最終工程を他者に委ねなければならないのなら、もう少し考えてモノづくりをしてほしいなと思います。


ちなみに、時計の通販の場合は、「バンド調整は、時計店で有料にて対応してもらえます」みたいなことが購入時の注意事項として記載されていることが多いそうです。
「3000円くらいかかる」とか、具体的な金額を書いてあることもあるとか。
専門的な作業を、それを生業としている人に頼むのですから、費用が発生するのは当然です。
実際に幾らかかるか、引き受けてもらえるかはお店によって異なるにせよ、お客様としては心の準備ができます。

一方、メガネの通販の場合は、お客様の骨格も確認せずに売り渡す挙句「フィッティングは、ほとんどのメガネ店で無料でやってもらえます」などと、いけしゃあしゃあと書いてあることが珍しくありません。
これでは、料金をいただくことが、ものすごく悪いことのように思われてしまいます。
「技術料」に関する意識とモラルの低さには呆れるばかりです。



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  1. 2012/11/12(月) 23:23:28|
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