キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

アパチャールール

関真司O.D.著の「基礎両眼視」の中で、両眼視機能不良のトレーニング小道具として「アパチャールール(Aperture Rule)」というのが紹介されています。

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『基礎両眼視 改訂増補版』 関真司著 興隆出版社 345頁より

ところが、この小道具、日本で普通に販売されているわけではないので、目にしたことのある人は非常に少ないと思います。
文章だけではイメージも湧きにくいと思うので、簡単に紹介したいと思います。


これです。

1210171.jpg

覗き穴が一つのものは輻輳刺激を作り出し、覗き穴が二つのものは開散刺激を作り出します。
覗き穴が一つのものを通して視標を見ると、右眼では左側の絵、左眼では右側の絵が見えます。
覗き穴が二つのものを通して視標を見ると、右眼では右側の絵、左眼では左側の絵が見えます。
これが、輻輳・開散それぞれの刺激を生み出す理屈です。


視標はこんな感じで、、

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Aparture Target

左右の絵の距離が離れているほど、輻輳・開散刺激が強くなります。
輻輳刺激は30プリズムまで、開散刺激は17.5プリズムまで作り出せます。


こんなふうに覗きます。

ixy_20121017_05.jpg

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覗き穴を通して見た左右の絵が一つに見え、左右の二重丸が一つの二重丸に見えると同時、に内側と外側の丸との浮き沈みが感じられればオーケーです。
(二重丸の上下にある小さなドットと十字は、抑制の有無&固視ずれの程度をチェックするためのものです)


視標の左右間距離が大きくなるにつれて、覗き穴の位置を目に近づけていくことで、正しい刺激を作ります。

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開散が苦手の場合は、視線を合わせる目標位置に棒を立てて、手助けをします。

1210174.jpg


まぁ、細かな使い方の説明をしても仕方ないので、これ以上はやめておきますが、『基礎両眼視』を読んでいく上での一助になれば幸いです。


写真を撮っているとき、息子がやりたがりましたが、年齢が低すぎると二重丸の浮き沈みの理解が難しいので、使いにくいとは思います。

ixy_20121017_11.jpg




 
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