キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

フレネルの取り付け

以前、プリズムレンズについて記事にした際、フレネルプリズム(膜プリズム)というのがあることを記しました。

レンズにプリズムを組み込むよりも強いパワーのプリズム量に対処できるのが特徴です。
現在使用中のレンズに貼り付けができるので、プリズムの装用効果をしばらく試したい場合とか、短期間でプリズム量が変わりそうだけれど取り急ぎ複視を解消したい場合などでも、当店では出番があります。

今回は眼科発行の処方箋で、フレネル使用の指示がありました。


こんな感じで梱包されています。

ixy_20121007_01.jpg

ケースの中に一枚のシート。
これがプリズム効果を持ちます。

ixy_20121007_02.jpg

今回の処方は、各眼に10プリズムのベースアウトでした。

ルースプリズムの10プリズムだと、この厚さになりますが、

1210078.jpg

フレネルだとペラペラです。

1210076.jpg


レンズ裏面(眼に近いほう)に貼り付けることを踏まえた上で、プリズムの基底方向を間違えないようにレンズの形を写して(玉型が小さいので、1枚のフレネルで両眼分の生地が取れました)、

1210075.jpg

ハサミで切っていきます。

1210077.jpg

レンズからはみ出てしまうと、容易にはがれやすくなりますので、少しずつ切りながらサイズを合わせていきます。
レンズをよく洗って、レンズが濡れた状態で貼り付けます。

1210074.jpg

1210071.jpg


こんな感じで、縦線が目立ってしまうのは仕方ありません。

1210073.jpg

フレネルの欠点は、プリズム量が増えれば増えるほど、透明度というか解像度が低下することです。
カメラで撮影する分にはわかりにくいですが、

1210072.jpg

微妙に滲むような見えかたになりますから、眼位は矯正されても、矯正視力が若干低下するのは否めません。

少しでも見やすくするには、限界までレンズにプリズムを組み込んで、足りない分をフレネルで補うような手もありますが、レンズの厚みが増えてしまうという問題点もあり、一長一短があります。

レンズ面がギザギザしていて汚れが拭き取りにくいというのも欠点ではありますが、どうしようもありません。
これから先、こういった問題点を改善していくことができるかどうか、技術の進歩に期待です。




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  1. 2012/10/07(日) 23:01:50|
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