キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

オクルーダーレンズ

何らかの事情により、両眼視が困難である場合、片眼を遮蔽してしまう対応をすることがあります。
たとえば、片眼に網膜疾患を発症し、見ているものが歪んでしまうような場合、もう片方の眼ではきちんと見えているために、非常に煩わしい見えかたになります。
このようなとき、無理して両眼を開けているよりも、歪んで見える眼を見えにくい状縦にしてしまったほうが、まだ我慢ができる、というケースもあるわけです。

そういったとき、当店では以前にネタにした「オクルージョン(遮蔽膜)」を使うのですが、

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これは水で張り付けるタイプなので、しばらく使っていると少し端がめくれてきてしまったり、汚れたときのお手入れがしにくかったり(貼りかえればいいのですが)、レンズに張り付けてあるのは見栄えが悪い、などといった問題点もあり、レンズそのものをオクルージョン風にしてまったほうがよいという声も少なからずあったりします。

これです。

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これは通常の無色のメガネレンズ。

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こっちがオクルージョンレンズ。

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物体から離してしまうと、ご覧のように摺りガラスを通して見ているような、かなり曇った感じになりますが、紙の上に直接置くと、それなりに透けて見えます。

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この特徴を利用しまして、これをフレームに片眼だけ組み込んだとすると、第三者からはこんな感じに見られます。

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当店で使っている半透明遮眼子と同じ理屈です。
まぁ、どうしても通常のレンズと比べれば透明度は落ちてしまいますが。


レンズに色を付けると、左右差が少しマシに見えますでしょうか。
少し離れて斜め方向より見ると、さらにマシになるようです。

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従来のオクルージョンレンズ(第三者から見られた時の曇り度合いがかなり強い)の改良版として、昨年末に販売が始まったレンズです。
現状は、ブラウンとグレーの2色で、濃さが2種類、度入りにはできませんが(片眼が強度だと厚みの差が目立ってしまいます)、近々にバリエーションが少し増えるようです。


遮蔽膜を貼りつけるより、割高にはなってしまいますが、選択肢が増えるのは良いことだと思います。


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  1. 2012/09/07(金) 23:43:55|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
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