キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

眼精疲労軽減レンズ

遠近両用累進レンズをご使用で、眼精疲労に悩まされているかたからのお問い合わせです。

「眼精疲労軽減レンズ、というのがあるようなのですが、どうなんでしょう?」

各メーカーさんが、レンズの特徴をわかりやすく伝えるために「眼精疲労軽減レンズ」という(もしくはそれに類似する)俗称を用いていることがあり、それだけではどのメーカーのどのレンズを言っているのかがわかりません。

出典を示していただきましたところ、「調節力サポートレンズ」などと呼ばれることもある類のレンズであることがわかりました。

このレンズは、端的に言ってしまうと、「加入度数が弱く、累進帯長の長い遠近両用累進レンズ」であることが多いです。
まだ一般的な累進レンズを必要としない若年者、ないし、ほんのちょっとだけ加入があれば近見が楽になるという累進レンズ予備軍を対象としているように思われ「若年累進」という呼びかたをされることもあるようです。

遠見度数よりも2段階前後弱めの度数変化をレンズ下方に起こすことで、あくまでも下方視をした状態での近業時の調節ストレスを若干軽減させるというものです。

しかしながら、今回のように既に累進レンズを使われているかたの場合、単に「手元が見にくい累進レンズ」にしかならない可能性が高く、眼精疲労を軽減するどころか増長しかねません。
無論、どのよう原因で眼精疲労が生じているのかを精査した結果によっては効果があるかもしれませんが、普通に考えればあまり期待できそうにありません。

なお、誤解を招くといけませんのでフォローしておきますと、このレンズの効果を真っ向から否定しているわけではありません。
あくまでも、既に累進レンズを使われているかたの場合には効果が低いのではないかということです。

安直にネーミングに踊らされることなく、しっかりと店頭で説明を受けることが大切です。






  1. 2018/06/02(土) 23:50:20|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
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