キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

プリズム量がそれなりの場合のフレーム選び

プリズム処方をする際に、眼鏡技術者が考慮することの一つが、レンズのコバ厚です。

フリズム処方をすると、プリズムの基底方向の厚みが増えてしまいます。
基底方向が上下の場合は、天地幅の浅いフレームにすれば、そこまで目立つことなく仕上がることが多いですが、基底外方(ベースアウト)で近視の場合は、一般的なフレームを選択しますと、近視による厚みとプリズムによる厚みが合わさって、耳側の厚みがかなりのものになりがちです。

基底内方(ベースイン)で遠視の場合は、鼻側の厚みが増大しますが、鼻側が厚いのは、耳側が厚いのと比べて、目立ちにくいという点はあるかと思います。
(といっても、目立つことは目立つのですが)

今回は、遠視系のかたに片眼6プリズム基底外方(ベースアウト)ずつを付加して調製しました。

瞳孔間距離60ミリのかたでしたので、フレームPD60ミリ(玉形サイズ40ミリ、鼻幅20ミリ)をお勧めしました。
レンズはプラスチック外面非球面・屈折率1.76です。

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もし近視系だったら、この厚みでは収まりませんでしたが、幸いにも遠視系でしたので、プリズム量の割にはきれいに仕上げられたと思います。

このように、プリズム量がそれなりになる場合、当店では玉型の小さいフレーム(いわゆるウスカルフレーム)を最初にお勧めしています。
玉型の小さいフレームは、拒否反応を示されるかたも少なくないので、無理強いはいたしませんが、一般的なフレームでおつくりするよりは、かなり薄く仕上がりますよ。





  1. 2018/02/04(日) 23:53:39|
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