キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

サングラスの濃さ

当店では、1本何万円もするようなデザイナーズブランドのサングラスや、いわゆるスポーツサングラスは、現状取り扱いがありません。

こういうスタンダードなデザインの品ぞろえが中心になります。

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当店にサングラス(度なし)をお求めに来られるかたは、ほとんどがご高齢のかたです。
そのかたたちがよくおっしゃられるのが、「色の濃いサングラスは、眼によくないと聞いた」ということ。

「色が濃いレンズが目の前にあると瞳孔が散大し、紫外線を眼内に侵入させやすくなる」という理屈です。

確かに、それはその通りかとは思うのですが、色の濃いサングラスと薄いサングラスとで、瞳孔の散大量にどれだけの差が出て、紫外線の侵入量にどれほどの違いが生じ、それによる眼疾患発生のリスクがどれくらい高くなるのかと考えると、どうなんでしょう?

色の濃いレンズのほうが、色の薄いレンズより、眩しさを防ぐ効果は高いと思います。
「眩しさを防ぎたい」という目的でサングラスを選んでいるはずなのに、紫外線の余分な侵入を懸念して色の薄いレンズを選び、多少眩しさを感じながらも「裸眼よりはマシだから」というのは、ちょっと本末転倒のような気はします。

それよりも、つばの広い帽子を被ったりして、極力紫外線の侵入を防ぐような対策をした上で、眩しさを感じにくい濃さのレンズを選ぶほうが快適なのではないかなと、個人的には思っています。

なお、瞳孔が散大することで、眼房水の排出が妨げられ、眼圧が上昇してしまうというロジックが成り立つケースもあるかもしれません。
そういう場合は、色の薄いレンズのほうが良いとは思います。
「濃いレンズで、どんな人でも絶対に問題がない」と申し上げているわけではありませんので、誤解なきようお願いします。



  1. 2017/05/09(火) 23:52:52|
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