キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

最初が肝心

たとえば「他店で数年前に作ったメガネで、遠くが見えにくくなってきた」という主訴で来店されたかたの検査をしたら

Rv = (1.2 X S-2.50 C-1.50 AX145)
Lv = (1.2 X S-3.25 C-1.25 AX5)

という完全矯正値が得られたとします。

それで、最終的にどういう度数で調製するかというと、そのまま完全矯正値でやってよければ話は早いのですが、違和感が少なくなるようにということを念頭におくと、どうしても「今まで掛けていたメガネの度数」というのを参考にする必要が出てきます。

もし、使用中のメガネの度数が、

R : S-2.00 C-1.50 AX145
L : S-2.75 C-1.25 AX5

であれば、近視を二段階上げるだけですから、完全矯正値でもいいかもしれません。


ですが、使用中のメガネの度数が、

R : S-1.50
L : S-1.50

だったとしたら、いきなり完全矯正値までもっていってよいのだろうかと悩む担当者が多いのではないかと思います。
「乱視、どうしよう」「左右の近視度数差をどうしよう」等々。

それで、この

R : S-1.50
L : S-1.50

のメガネが、お客様にとって初めてのメガネだったとして、その時の完全矯正値が

Rv = (1.2 X S-1.50 C-1.00 AX145)
Lv = (1.2 X S-1.75 C-1.00 AX5)

だったとします。

「初めてのメガネだし、あとでクレームになっても困るし」みたいな考えで、「弱めのほうが楽ですよ」とかなんとか言って、安直に

R : S-1.50
L : S-1.50

に決めていたのだとしたら、どうでしょう。

もし、この時点で、幾らかでも乱視を入れていたら、今回の乱視度数の扱いが少し楽になるわけです。
それをしないで済ませたことにより、あとあと対処に困る、というパターンです。


つまり、一番最初に作るメガネの度数というのが、ややもすると、その後の方向性を決めかねないということです。
最初の時に、しっかり説明をし、装用テストをして、使いやすい度数を決めることが肝要であると思います。







  1. 2017/02/05(日) 23:48:19|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

FC2Ad