キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

20年前

つい最近のような気がする、というのは嘘ですが、20年前の今日は、

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キクチ眼鏡専門学校の合格通知発行日でした。
これが神戸の我が家に届いたのは、多分26日ではないかと思います。

入学試験のために10日間かけて勉強した数Ⅰの出来栄えがイマイチだったように感じていたものの、「まぁ、落とされることはないだろう」と思いつつ、結果が出るまでは何となく落ち着かなかったのを覚えています。

このあと、一旦実家に戻ったり、名古屋の部屋探しをしたりするために、3日間費やしましたし、引っ越しの準備もあったものの、それを差し引いても、引っ越すまで1週間ちょっとの時間がありました。

その時間を利用して、関西旅行をしておけばよかったと、いまさらながらに思います。
具体的に言うと、城めぐり。
日帰りでも、岡山・和歌山あたりくらいまでなら、十分行ってこれたわけで。

私はロープウェー好きなので、須磨浦山上遊園とか布引ハーブ園とか、近所に住んでいるからこそ気軽に行ける所へ、行っときゃよかったとも思うわけです。

その時には、気がつかないものですね。



  1. 2017/02/25(土) 23:57:58|
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理論と実践

私は、この業界で仕事をするにあたり、まずキクチ眼鏡専門学校の専攻科(大卒・短大卒用コース)で理論を学びました。

学校では、自分なりに勉強はしたつもりです。
成績表は全部Aでした。
(×印は、履修の必要がなかった教科です)

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もちろん、これは学校のカリキュラムや試験問題の範囲内での成績であって、実践でもすべてが完璧にできるということではありません。

私のように、学校の勉強をある程度きちんとこなしてきたタイプは、どうしても学んだ理論を尊重しがちになる、といいますか、学んだとおりにやろうとする傾向があるように思います。

ところが、人間の体は、必ずしも理論通りに反応してくれないことがあります。
機械と違って、個人個人で異なる意思もあります。
お客様との相性もあるでしょう。
ですから、何もかも理論通りにいくと思ったら、大きな間違いなわけです。
眼鏡学校卒の新人さんが陥りやすいワナの一つかと思います。

理論通りにいかないことを、どうやって調整していくか、それは経験と努力の成せるわざなのかもしれません。


「眼鏡学校卒なのだから、このくらいできるだろう」と思われてしまいがちなのも、眼鏡学校卒者の宿命です。
でも、学校って、理論は教えてくれても、日々の現場に則した細かいことまでは教えてくれないものです。

私は、アメリカから帰ってきてから自店で働き始めるまでの間、十か月ほどよその眼鏡店さんで研修をさせていただきました。
当初の私は、お客様に、たとえば両眼視のことについては説明できても、「このメーカーのこのレンズと、このメーカーのこのレンズはどう違うのか」といった説明はできませんでした。
眼鏡学校時代に眼鏡店でアルバイトをしていましたから、まったく何もわからないわけではありませんが、最新の商品知識を持ち合わせていないのですから、仕方ない面もあったと思います。

そのほか、実務面ではできないこと・わからないことがたくさんありまして、そのたびに「こんなこともできないのか、と思われているんだろうな」と思うと、自分が情けなくなりました。

他の眼鏡学校卒業生からも、いろいろ話は聞きました。
眼鏡店は、眼鏡学校卒でなくても勤められますから、(眼鏡学校卒を快く思わない)眼鏡学校卒でない先輩社員から、しょうもない「洗礼」を浴びたりするわけですよ。

まぁ、そういう壁を乗り越えて、みんな一人前になっていくのだと思います。

この時期、仕事で悩む新人さんが少なくないでしょうが、苦労して身に付けたものは、あとで役に立ちますから、めげずに立ち向かっていってほしいなと思います。
もっとも、そんなえらそうなことを言えるほど、私もデキるわけではないですけどね。


  1. 2015/04/21(火) 23:45:04|
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オプトメトリスト認定試験

眼鏡学校に在学・卒業したからといって、国家試験を受けて国家資格が得られるわけでもないのですが、日本オプトメトリック協会の認定する「オプトメトリスト」の試験を受けることができました。

今でこそ、検査実技の試験がありますが、私が受験した当時は筆記試験のみでした。

筆記試験は7科目。

理論光学
眼鏡光学
生理光学
眼の解剖と生理
眼科学
視科学Ⅰ群
視科学Ⅱ群

です。

試験は一度に7科目すべて合格しないといけないのではなく、1科目ずつ合格して、最終的に7科目合格すればよしというものです。
(何年以内に、という期限があったかどうかはわかりません)

試験は2月と9月(当時)。

学生は、各試験を受けるために必要な講義の履修が済んだ時点で、随時受験をすることができます。
4年制コースなら、2年次の2月から5回の受験機会があります。

一方、私たち専攻科の学生は

1年次の2月・・・眼の解剖と生理 視科学Ⅰ群
2年次の9月・・・生理光学
2年次の2月・・・物理光学 眼鏡光学 眼科学 視科学Ⅱ群

の3回しかチャンスがありません。
各試験機会に確実に合格しておかないと、次の受験機会での負担が増えてしまいます。

もちろん、在学中に合格できなくても、卒業してから受験すればよいのですが、仕事をしながら勉強することの大変さはわかりますし、アメリカ留学も控えていましたから、私は卒業までに合格しておきたかったのです。
嫌な言いかたですが、在学中に合格できなければ、中大OBとして恥ずかしいという気持ちもありました。

最初の2月・9月と順調に合格し、4科目受験の必要があった最後の2月は、ほとんどの勉強時間を眼科学に費やしました。
この科目を仕事しながら再勉強する自信がなかったために、眼科学を落とすことだけは避けたかったわけです。

結果、無事合格し、卒業式の日に認定証をいただきました。

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合格しようがしまいが眼鏡店での仕事はできるのですから、自己満足と言われればそうなのでしょうが、勉強したという証にはなるかなと思っています。







  1. 2014/10/29(水) 22:58:06|
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米軍基地見学

眼鏡学校時代の話、第31弾。

先月ネタにした「米軍横須賀基地クリニックでの研修」からさかのぼること半年前、米軍基地の見学ツアーがありました。

どちらも、眼鏡学校の講義の一環というよりも、日本オプトメトリック協会の行事ととらえるのが正しいとは思うのですが、見学ツアーは一泊二日で行なわれました。
半年後には基地での研修に参加する予定だった私は、別に行かなくてもよかったのですが、せっかくの機会でしたので参加させていただきました。

初日は名古屋から横浜まで移動して自由行動、二日目に横須賀基地へ。
この当時の空母はキティホーク。

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診療設備をはじめとする艦内の設備を見学したあと甲板に。

キティホーク

続いて、基地内のクリニックを見学してから基地内で自由昼食。
私はマクドに行きました。

その後、厚木基地へ移動。

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横須賀ほど大きくはない診療所の見学のあと、特別に戦闘機の中を見学させてもらいました。
コクピット内の無数の計器を正確に読み取るために、どのような視機能が必要で、どのようなレンズを処方するのが有効か、オプトメトリストして学び取ることが名目でしたけれど。


夕方、名古屋へ帰りましたが、見学ツアーは見学ツアーであって、実践研修とは重みが違うことを半年後に思い知ることになるわけです。




  1. 2014/09/14(日) 23:07:27|
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横須賀米軍基地研修

眼鏡学校シリーズ、本日は「横須賀米軍基地内クリニックでの研修」についてです。

最終学年の春休み(卒業式前)に、希望者が約2週間、横須賀米軍基地内にある病院の眼科で検査実習を行ないます。
四年間(私たち専攻生は二年間)の集大成です。

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私は、現在大阪で活躍されている奥村先生と一緒に参加しました。

研修開始前日に病院入りしたのですが、私はその数日前から熱を出し下痢が止まらない状態でした。
どうなることかと思ったものの、何とか開始当日には治まりました。

宿泊は病院内の空き病室(大部屋)。
当然ですが、同じ室内には他に患者さんはおりません。


研修1週目は日系のO.D.が担当教官でした。
英語全開でしゃべられましたが、どうしてもわからないときだけ、日本語でやりとりできたのは助かりました。

検査室はこんな感じです。

ドクターK180

まず屈折検査をし、次いでスリットランプを用いての前眼部検査および眼底鏡を用いての眼底検査をしていくのがルーティンでした。
もちろん、指導教官が最後にチェックをしてくれます。

屈折検査の際は、事前に別室で他のスタッフによって行われた裸眼視力のみが伝えられ、オートレフの数値は見せてもらえません。
研修ですから当然です。
裸眼視力とケラトメーター値から屈折度数を予測して、静的レチノスコピーから始めていきます。

前眼部・眼底検査は、最初にO.D.がきっちりと診てから、私たちが見させてもらって、O.D.の質問に答えていくような形でやっていました。
(病院からの指示で事前に医家向けの保険に加入しました。)

それまで、眼鏡学校の学生相手に検査をするのがほとんどでしたから、当然勝手が違います。
眼疾患についても、本で学ぶのと、実際に見るのとでは大違いです。

患者さんの診察は基本的に予約制で、ひとり30分くらいの枠の中で、必要なことをこなさねばならず、かなり焦り・戸惑いましたが、留学前にとてもいい経験ができました。
患者さんがとても協力的だったのも、印象的でした。

2週目の担当O.D.と奥村先生と一緒に。

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時間がかかりすぎて、検査中に寝られてしまったのが思い出深い失敗として残っていますが、一番つらかったのは一週目のO.D.に連れて行かれた、基地内のトレーニングルームでの筋トレでした。
(これは、研修カリキュラムではなく、ドクターの趣味です)

腕力にまったく自信のない私は、ベンチプレス用の棒(両端にウェイトをつける)を持ち上げるだけで四苦八苦で、次の日から筋肉痛になり、検査に支障をきたしました。

トレーニングルームに来ていたのは、陸奥親方(元大関 霧島)みたいな体をした兵隊さんばっかりで、アメリカの強さを思い知らされたものです。







  1. 2014/08/09(土) 23:27:03|
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工場見学

眼鏡学校講義シリーズは、一応私が履修した講義は一通り触れたようなので終了することにしまして、今後は、その他もろもろについての話にします。

というわけで、眼鏡学校では2年生と3年生を対象に工場見学がありました。

私たち専攻生は1年目にレンズメーカー、2年目にフレームメーカーの工場を訪問しました。

レンズメーカーは愛知県内に本社のある会社です。
2つの工場を周りました。

最初はガラスレンズをメインに作っている工場。

昔ながらの町工場みたいな感じの雰囲気で、レンズ研磨に使うお皿がたくさん並んでいました。

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次にプラスチックレンズの工場へ行きましたが、こちらは打って変わって近代的な佇まい。
オートメーション化されていて、写真撮影もNGでした。

2年目は、福井県鯖江市の大きなフレームメーカーへ。
こちらも写真撮影はNGでしたが、各工程ごとに担当者が黙々と作業をされていました。


講義で触れられていた、いろいろな工程を実際に目にすることで理解が深まった感はありますが、眼鏡店の現場で実際にレンズやフレームに日々触れていれば、また違った見方ができたのではないかなと思います。









  1. 2014/07/13(日) 23:25:21|
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各種ゼミ

前回をもって、私がキクチ眼鏡専門学校で受講した正規の講義は、すべて網羅したはずですが、そのほかに「ゼミ」というのがありました。

「医学ゼミ」「スポーツビジョンゼミ」などいくつかのゼミの中から最低一つを受講することになっていました。
大学の「ゼミ」というよりは、「選択科目」的な感じのものです。

私は、その年に初めて開設された「検眼ゼミ」を受講しました。
これといって何をやるかというのが決まっておらず、何をやってみたいかをみんなで話し合いつつ、実際に検査をしたり、キクチメガネで行なっている検査を見学に行ったり、いろいろやりました。

それから、「オプトメトリー英会話」にも参加しました。
検査をしていく上で必要な英会話を習得するというものです。
これは、横須賀米軍基地での研修に参加を希望した者は必修だったのですが、私は専攻生という立場上、時間割の折り合いがつかず、正規の時間に受講ができませんでした。

なので、空いている時間を利用して、やはり米軍基地研修に参加する、他の専攻生2人と一緒に個別に教えてもらいました。

講師はネイティブのアメリカ人。
といっても、オプトメトリストではないので、検査技術そのものはわかりませんから、あくまでも会話というか指示の出しかたを指導していただくというものです。

講義のプリントが見当たらないのですが、たとえば視力検査でいえば、私の持っているネクタイに書かれている、

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こんなような言い回しを学んでいくのです。

これが、予備検査だったり屈折検査だったり、両眼視機能検査だったりと、いろいろなバリエーションがあるわけです。

まぁ、実践的なことを言えば、検査だけが英語でできてもしかたないのでありまして。
その後の説明や、レンズ・フレームの販売もするのがメガネ店の業務ですから、どうせなら必修科目にして、一通りの応対はできるようにすればいいのにと思ったりもしました。



  1. 2014/06/18(水) 23:45:25|
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総合実習Ⅲ(症例解説)

眼鏡学校講義シリーズ、本日は総合実習Ⅲ(症例解説)です。

総合実習Ⅲというのは、学生が学生にメガネをつくる、というものです。
メガネがほしいという学生を見つけて、自分が検査をし、度数を決めて、加工・フィッティング・納品までを行なうというもの。
メガネは無償提供ではなく、ちゃんと費用が発生します。
(特価ですが、そのお金は学生の懐には入りません)

といっても、そうそう都合よく学生が見つからない場合もあり、それでは成績がつけられませんから、「症例解説」という講義を受講し、そのテスト結果にメガネを作った実績その他を加点して、最終的な評価をする形になっていました。
具体的には、症例解説のペーパーテストが60%(百点取ったとして60点)、メガネを一人作るごとに10点加算、米軍基地での研修に参加して10点加算、学校が外部組織に対して行なう各種スクリーニングに参加して5点(10点?)加算、といった感じでした。

つまり、ペーパーテストが百点であっても、それだけでは総合実習Ⅲの評価は百点にはならないということです。
さらに点が欲しけりゃ、メガネを作らないといけないわけです。

私は90点以上は取りたかったので、2人の学生にメガネを作って点を上積みしました。
(ペーパーテストが百点だったのと、米軍基地研修に申し込んでいたので、ギリギリ90点になりました)


で、その「症例解説」ですが、関O.D.が実際に対応されたかたたちのデータを元に、どのような両眼視の問題があるのかを検討していく、というのが主旨でした。

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主訴および各検査データを読み込んでいくことで、両眼視状態の傾向というのをつかむわけですが、「モーガン分析」「OEP分析」などの体系化されたデータ分析法を使うのではありません。

たとえば、外斜位により不具合が起きていれば、どの検査項目にどのような特徴がみられるはずなのか、ということを理解しておかなければなりません。

これとこれとこれのデータがこうだから、ここの部分に問題があるのではないか、そうであればどいう対処法が望ましいのか、という判断を下していくということです。

いわゆる「非体系的データ分析」と呼ばれるもので、現場においては極めて重要な能力になります。
これができずして「米国式両眼視機能検査をやっています」などとぶち上げるのは、ちゃんちゃらおかしいわけです。
キクチ眼鏡専門学校の真骨頂といえましょう。


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今まで学んできた知識を有機的に結び付けて解決の糸口を見つけていくという、私にとってはとても面白い講義でした。

  1. 2014/05/09(金) 21:56:51|
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基礎両眼視学

眼鏡学校講義シリーズ、本日は「基礎両眼視学」です。

4年制コースでは3年の後期に、専攻生は1年目の後期に履修します。

キクチ眼鏡専門学校の特徴は、視科学系の科目が充実していることであると何度か述べてきましたが、この講義は両眼視理論を体系的に学ぶために、核となるものです。
「アメリカで勉強してみたいな」という気持ちが芽生えたのは、この講義の影響でした。

テキストは、関真司O.D.著の「基礎両眼視」。
今は増補改訂版が出ていますが、これは初版です。

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後年、アメリカへ行った際にも、この本は日本語で復習をするのに大いに役立ちました。


講義は関O.D.の担当でして、この本を要約したOHPスライドを使いながら進んでいきました。
私はとにかく必死になってそのスライドを書き写し、あとで本を見ながらまとめ直したものです。

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試験問題は選択問題がメイン。

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ペナルティ付きの正誤判定問題や、

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記述式のボーナス問題もありました。

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眼鏡店の従業員として両眼視を語る上で、欠かすことのできない知識を得られた講義でした。




  1. 2014/04/09(水) 23:15:57|
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視科学Ⅴ

眼鏡学校講義シリーズ、今回は「視科学Ⅴ」です。

四年制コースの学生は四年次に、専攻生は二年目に通年学びます。

メインは「斜視・弱視」ですが、その他のトピックとして、近視進行コントロールやVDT作業などもありました。

斜視については、眼鏡店で仕事をしていく上で基本となる部分を学ぶ感じで、たとえば「ヘスチャート」とか「Park's three step test」みたいなものを交えて眼筋異常を深く追求していくようなことはしていません。

弱視は「Amblyopia」も「Low Vision」も両方学びますが、ウエイトは「Low Vision」のほうが大きかったです。
眼鏡店でより大きく関係してくるのは「Low Vision」のほうでしょうから当然といえば当然です。

近視進行コントロールでは、手術についても触れられていましたが、まだレーシックが普及する前でしたので、RKとかPRKの話題もありました。


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  1. 2014/03/09(日) 23:36:39|
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視科学Ⅳ

眼鏡学校講義シリーズ、本日は「視科学Ⅳ」です。

四年制コースは三年次の前期、専攻生は二年目の前期に履修をしました。

21項目検査で得られたデータを、両眼視機能の分析にどのように使うのか、その分析手法を学びます。

この講義では、

・グラフ分析
・シェアードの基準、パーシバルの基準
・モーガン分析

の各体系的分析法が中心となります。

また、「輻輳と調節の相互関係」「フリッパーテスト」「動的検影法」など、視機能分析にかかせない理論や検査テクニックを学んでいくことで、前年度に体得した21項目検査を「使える」ものに肉付けしていきます。

この講義では、単に暗記するのではなく、「なぜ、そうなるのか」という根本の部分を把握しておくことが重要であり、それがわかっていないと、のちに「視科学Ⅴ」で学ぶ「非体系的データ分析」が理解できなくなります。

21項目検査を、お客様への単なるパフォーマンスで終わらせないための必須の講義です。

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  1. 2014/02/07(金) 23:11:29|
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視科学Ⅲ

眼鏡学校講義シリーズ、今回は視科学Ⅲです。

四年制コースでは3年次に、専攻生は1年目に履修します。

輻輳近点や調節近点をはじめとする、いわゆる予備検査と呼ばれるものの解説から始まり、スリットランプや眼圧計、眼底鏡を用いての検査法、視野や色覚の検査など、屈折検査以外にオプトメトリストが行なうさまざまな検査を学びます。

当然実習もあるのですが、病院での研修と違い、実験台となるのが学生なので、「異常」のあることがほとんどないのが理解を深める上での問題点といえば問題点かもしれません。
逆に、正常な状態を何例も見ておくことで、異常に気がつきやすいということもあるかもしれませんが。

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1年後に米軍横須賀基地内のクリニックで研修をしたとき、初めて一般の人を検査する機会を得たのですが、学生相手との実習とは緊張感が大違いだったのを覚えています。

  1. 2014/01/08(水) 23:40:22|
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視科学Ⅱ

眼鏡学校講義シリーズ、本日は「視科学Ⅱ」です。

視科学Ⅰを引き継ぐ形で、四年制コースでは二年次の後期、専攻生は一年目の後期に履修をします。

視科学Ⅰでは、21項目検査の#7A、一般に「完全矯正値」と呼ばれるところまでを学びましたので、視科学にでⅡでは21項目検査のそれ以降、いわゆる両眼視機能検査の部分を実習を交えながら学んでいきます。

単に検査の手順を学ぶだけでなく、「調節ラグ」とはどういうものか、「実性相対性調節力」とは、などなど検査の理論についても説明を受けます。
それがわかっていないと、「なぜこの検査が必要なのか」が理解できません。

この講義は、両眼視機能検査を学ぶわけですから、基本的には「正常な両眼視機能がある」という前提で進んでいきますが、最後のほうで「抑制」「網膜異常対応」といったことにも触れていきます。

実技試験は、21項目検査のうち、#1・#3・#5・#6・#13Aを除く他の検査を60分以内に終わらせるというものでした。
乱視測定においては、雲霧法とクロスシリンダー法の両方を行なうことが求められます。
検査の手順をきちんと自分のものにしていく、ということが最大の目的だったと思います。

視科学Ⅰ同様、ここを押さえておかないとどうにもならない、基本中の基本の講義でした。

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  1. 2013/12/13(金) 23:02:47|
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視科学Ⅰ

眼鏡学校講義シリーズも、気がつけば1年経ちました。
ここから6回は、私の一番好きだった「視科学」系科目です。

キクチ眼鏡専門学校の強みは、この視科学系科目の充実にあると、個人的には思っています。
早稲田眼鏡専門学校(当時)と比べて、この科目に力を入れていそうな感じがしたのでキクチを選んだわけですし、この科目が面白かったからアメリカへ行ったのであり、この科目をきちんと学んだことが今の私のバックボーンになっています。


というわけで、まずは「視科学Ⅰ」。

2年生が前期に学ぶ講義で、私たち専攻生は1年目に受講しました。

近視・遠視・乱視といった屈折異常に関する話からスタートし、角膜曲率・静的レチノスコピー、雲霧法・クロスシリンダー法による乱視の測定、両眼調節バランステスト、両眼開放屈折検査など、すなわち21項目検査でいうところの#2、#4、#7Aまでを実習を並行して行ないながら学んでいきます。
「融像」という概念も少しだけ学び、後期の「視科学Ⅱ」へ続きます。

講義の担当は津本O.D.でした。
板書をほとんどしない先生でしたので、話されることを必死に書き止めていた記憶があります。
話の中でわからないこと、疑問に思ったことは、講義が終わった時点ですぐに質問に行き、その場で消化することを努めました。


筆記試験は頭の中での理解で済みますからよいのですが、実習はそうはいきません。
思うように測定できなくて焦ったこともよくありました。

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子供のころ、実家の店にあった機械やレンズの使いかたが、ここにきて初めて分かって、とても面白かったのを覚えています。

  1. 2013/11/12(火) 23:05:01|
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コンタクトレンズ学

眼鏡学校講義シリーズ、本日は「コンタクトレンズ学」です。

4年制コースでは3年次、専攻生は1年目に履修をしました。


屈折異常の矯正をする上においてはメガネだけではなく、コンタクトレンズの知識も必要です。

この講義では、コンタクトレンズ本体の知識や、コンタクトレンズの処方(フィッティングや度数決定)についてを実習も交えながら学んでいきます。

当時は、使い捨てコンタクトレンズが出始めたころでしたが、まだまだ従来のソフトレンズの需要も多かった時代です。
今でこそ、ソフトレンズ(使い捨ても含む)のケアといえば、洗浄保存液に浸けておくのが主流というかほとんどですが、この時代はまだ煮沸消毒が幅を利かせていたのです。


最初の実習で、ハードレンズ・ソフトレンズをパートナーの眼に入れるというのがあったのですが、なかなかうまくできませんでした。
特にハードレンズを外すのに難儀しました。

このままではイカンということで、実家に電話し、ハードレンズとソフトレンズのトライアルレンズを手配してもらい、家で練習することにしまた。

夜中に、ハードレンズの痛さに身悶え、しかも外すことができず、1人であたふたしたのを覚えています。


講義の担当は関真司O.D.でした。

関先生の試験は選択式が多かったのですが、勘で正解して点を稼ぐのを防ぐため、ペナルティー方式がよく採用されていました。

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つまり、1問2点の設問が50問あったとして、1問もわからなかった場合、全く答えなければ零点ですが、勘で50問答えてすべて外れたらマイナス50点になるということです。
同様に、25問正解して、25問間違えたら、25点になるわけです。

私はわからない問題にも果敢に挑み、何度となく自爆しました。
引くときは引く勇気も大切なことを学んだものです。

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  1. 2013/10/05(土) 23:36:21|
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眼科学

眼鏡学校講義シリーズ、今回は「眼科学」です。

医学系科目の集大成である本科目は、四年制コースの四年次、専攻生は二年次に割り当てられています。

眼鏡店でお客様と相対する上で、眼疾患の知識は絶対に必要になります。
無論「診断」ができるわけではないですが、お客様との会話の中から、あるいは検査の過程で「何かおかしい」と気づくかどうか、あるいはお客様から「こんな病気になっているんだけれど」と病名を言われたときに、視力・視機能にどのような影響が出るのかを推測できるかどうか、そういったことは眼科的知識の有無に左右されるわけです。

既に丸暗記ができなくなっていた私としては、試験勉強はなかなか厳しいものがありました。

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幾ら、紙の上では理解していたつもりになっていても、実践で生きなければ何の意味もありません。
また、文章ではなく、その疾患を目で見ないことには、理解が深まらないというのもあると思います。

眼鏡学校の講義では、生の眼疾患に触れる機会はありませんでしたが、卒業前に参加した米軍横須賀基地内の眼科クリニックでの実習で、さまざまな眼疾患を目の当たりにしたとき、学んだことが有機的に結びついたような気がしました。



  1. 2013/09/14(土) 23:43:07|
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微生物薬理学

眼鏡学校講義シリーズ、本日は「微生物・薬理学」です。

3年生が履修する科目で、我々専攻生は1年目に受講しました。

4年生(専攻科2年生)になって眼科学を学ぶ上で、さまざまな細菌・ウイルス、あるいは薬理の知識を仕込んでおくことが必要になります。
といっても、半年間の講義ですので、表面的なことをなぞることしかできないわけですが。

免疫に関する講義で、各細胞の役割がいまひとつよく理解できなかったのですが、後年購入した、子供向けの図鑑に結構わかりやすく載っていました。

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医師はもちろん、薬剤師になるための勉強も、相当大変であろうことを実感させられました。

  1. 2013/08/11(日) 23:38:36|
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神経解剖学

眼鏡学校講義シリーズ、本日は「神経解剖学」。

三年生の履修する科目で、我々専攻科の学生は一年目に受講しました。
眼・視覚を理解するためには、脳や神経についての知識も当然必要になります。

神経細胞の話、脳の解剖学、視覚に関与する神経の話などなど。
思いっきり医学系の講義です。

実習では豚の脳の解剖がありました。


試験は理論というよりも、とにかく暗記でした。
覚えていないと答えようがないので、しんどかったです。

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医学系の科目は、医師のすごさを痛感させられます。

  1. 2013/07/14(日) 23:43:42|
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眼の解剖と生理

眼鏡学校講義シリーズ、今日は「眼の解剖と生理」です。

2年生が履修する科目で、専攻生は1年目に受講しました。

内容は文字通り、眼の解剖学です。
眼球や脳神経の総論から始まり、角膜や網膜などの各論、視覚路、眼の発生に至るまでを1年間かけて学びます。

医学系の科目は好きなので、勉強するのはよいのですが、試験が基本的に暗記要素が多いため、10代のころのような「丸暗記」が苦手になっていた私には大変でした。

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講義と並行して実習もあり、これは牛の眼球を解剖したり、犬の眼球組織を顕微鏡で見たり、頭蓋骨の模型を使って各部位や孔の名称を覚えたりしました。

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これも暗記要素が強いため、自らの脳の衰えを実感したものです。

こういったことをすべて記憶できるドクターは、やっぱりすごいなと改めて認識したのを覚えています。

  1. 2013/06/23(日) 23:16:33|
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視覚生理学Ⅱ

眼鏡学校講義シリーズ、本日は「視覚生理学Ⅱ」です。

3年生の履修する科目で、私たち専攻生は2年目に受講しました。

空間や色の知覚について学んでいきます。

空間の知覚については「立体視」がメインとなり、1年目に受講した「基礎両眼視」の復習のような感じでしたが、色については初めて学びました。

物体の色と光の色との違い、色の三属性(色相・彩度・明度)、色にまつわるいろいろな法則、色度図、色覚、などなど。

「視覚生理学Ⅰ」同様、前期のみでしたが、様々な視覚現象を理解する上で重要な講義でした。


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  1. 2013/05/27(月) 23:44:53|
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