キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

遠近両用にしたほうがよいのか?

「遠近両用にしたほうがよいのか、遠用・近用とでわけたほうがよいのか」といったことをたまに聞かれます。

遠近両用(累進レンズでも二焦点・三焦点レンズでも)レンズの装用自体は大きな違和感なくできるという前提で考えますが、これはもう、その人の使いかた次第ということになるかと思います。

たとえば、遠用部を完全矯正値に合わせた遠近両用レンズでデスクトップパソコンを見るのはしんどいと思います。
そういう場合は、遠用ないし遠近両用とパソコン用とを使い分けたほうが具合が良いのではと考えます。

「車の運転時に使いたい。遠くをすっきりはっきり見たい。地図やカーナビを見ることは考えなくていい。」ということなら遠用単焦点が良いかもしれません。

完全矯正値で近くが見にくいという弱度の近視&左右の度数がほぼ同じという場合は、跳ね上げフレームの利用という手もあります。

とにかく、どんな目的で使うかによって、様々な選択肢があり、一概には言えないところがありますので、、十分にご相談されるのが良いでしょう。


  1. 2018/04/17(火) 23:50:12|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

シュン・キワミ新作

私が装用しているフレーム「シュン・キワミ 1152」。
販売終了となってしばらく経つのですが、同じものが欲しいとのお声もチラホラいただいておりました。

今回、ほぼ同じデザインのモデルが入荷しました。

ixy_20180407_001.jpg

玉型デザインは同じですが、
・テンプル脇の模様がなくなった
・フロントとテンプルをつなぐパーツの仕様変更
・その仕様変更の結果、5mmくらいテンプルが短くなった感がある(テンプル自体の長さは同じですが、取付け位置が変わった兼ね合いです)&初期設定でのテンプル開き幅がわずかに狭くなった
といったところが旧作と異なる点です。

テンプルの模様がなくなった分、お値段が若干お安くなりました。

カラーは

ブラックマット

ixy_20180407_003.jpg

ネイビー

ixy_20180407_004.jpg

グレー

ixy_20180409_010.jpg

となっております。

今なら3色とも店頭でご覧いただけます。



  1. 2018/04/09(月) 23:50:48|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ブランドフレーム

「ブランドフレームありますか」と尋ねられるかたが、たまにおられます。

この問いに対しては、ここで言われる「ブランド」をどのように解釈するかで返答が変わってきます。

ブランドを勝手に定義?してみますと、

①メガネ以外にも、服とか靴とかカバンなどといった製品を出している
②メガネのみ

に大別されるかと。

②については、メガネ情報誌等で紹介されるようなものもあれば、問屋さんがプライベートブランド的に出しているものもあります。


冒頭の問いに関しては、①の意味で使われていることが多いようです。
たとえば、シャネルとかコーチとかバーバリーとか、たくさんあるわけです。

現状、当店では、①に該当するフレームはほとんどありません。
理由は幾つかあるのですが、自分が仕入れたいと思うものを仕入れていったら、自然とそうなっていったということです。

仕入れたものが、気に入ったものが、たまたま①だったということはあっても、「これは有名なファッションブランドだから」という理由で仕入れることはありません。

世間一般には名前が通っていなくても、メガネフレームとしては一流のものは、たくさんあるということです。

なので、①を期待してご来店されるかたには、お役に立てないと思います。
あしからずご了承くださいませ。



  1. 2018/02/09(金) 23:42:55|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

プリズム量がそれなりの場合のフレーム選び

プリズム処方をする際に、眼鏡技術者が考慮することの一つが、レンズのコバ厚です。

フリズム処方をすると、プリズムの基底方向の厚みが増えてしまいます。
基底方向が上下の場合は、天地幅の浅いフレームにすれば、そこまで目立つことなく仕上がることが多いですが、基底外方(ベースアウト)で近視の場合は、一般的なフレームを選択しますと、近視による厚みとプリズムによる厚みが合わさって、耳側の厚みがかなりのものになりがちです。

基底内方(ベースイン)で遠視の場合は、鼻側の厚みが増大しますが、鼻側が厚いのは、耳側が厚いのと比べて、目立ちにくいという点はあるかと思います。
(といっても、目立つことは目立つのですが)

今回は、遠視系のかたに片眼6プリズム基底外方(ベースアウト)ずつを付加して調製しました。

瞳孔間距離60ミリのかたでしたので、フレームPD60ミリ(玉形サイズ40ミリ、鼻幅20ミリ)をお勧めしました。
レンズはプラスチック外面非球面・屈折率1.76です。

ixy_20180204_001.jpg
ixy_20180204_002.jpg

もし近視系だったら、この厚みでは収まりませんでしたが、幸いにも遠視系でしたので、プリズム量の割にはきれいに仕上げられたと思います。

このように、プリズム量がそれなりになる場合、当店では玉型の小さいフレーム(いわゆるウスカルフレーム)を最初にお勧めしています。
玉型の小さいフレームは、拒否反応を示されるかたも少なくないので、無理強いはいたしませんが、一般的なフレームでおつくりするよりは、かなり薄く仕上がりますよ。





  1. 2018/02/04(日) 23:53:39|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ハズキよ、これでいいのか?

何度か取り上げているハズキルーペ。

ixy_20171201_004.jpg

積極的宣伝の効果で、相変わらずの人気商品ですが、相変わらず正しい使いかたを理解しておられる人は少ないです。

その人の度数によっては裸眼で掛けたら見えるはずがないのに、CMの影響で裸眼で掛けるものだと思ってらっしゃる。
ハズキを掛ければ、どんな距離のものでも大きくはっきり見えると思ってらっしゃる。
そういうかたがたに、効果的な使いかたを説明しても、なかなかご理解いただけません。

セルフで売りっぱなしの店ならどうということないのでしょうが、当店のような眼鏡店では接客・説明をしながらの販売が基本です。
10分~20分応対に時間をかけるのは、しょっちゅうです。
その結果、買わずに帰られるかたも少なくありません。
こちらとしても、販売しました→見えないので返品します、では困るのです。

たまに「プレゼントにしたい」ということで来られるかたがいますが、プレゼントをされるかたが使えるかどうかもわからないのに販売するのは、とてもリスクがありますし、全く気が進みません。
「家族が欲しいと言っている」ということで代理のかたが来られるような場合には、まずサンプルをお貸しして使用感を確認の上でお売りすることが多いです。

千円未満で類似品が販売されるようにもなってきていますし、リーディングカンパニーとしては、やたらと気前のいい保証をつけるのもいいですが、もう少し理想的な使いかたにつながる宣伝の仕方をするとか、知識のない販売店向けのマニュアルを作るとか、商品の性能を最大限に発揮できるような販売戦略を打つことを考えてほしいと思います。

まぁ、売れるときに売れるだけ売らなければ宣伝費の回収もできないでしょうし、そんなきれいごとをことを並べていたら、企業の拡大成長はできないのかもしれませんが。。。






  1. 2018/01/28(日) 23:55:53|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ご注文後のレンズ変更について

以前にもお話ししていますが、ご注文後に、何らかの理由で

・レンズの度数やカラーを変えたい
・レンズの種類(屈折率・設計など)を変えたい
・レンズ(or フレームも含めて)をキャンセルしたい

というお申し出を受けることがあります。

この時の店の対応は、店によって異なると思います。

お店やメーカーに在庫があるレンズで、まだ未開封(加工をしていない状態)であれば、すんなり応じてもらえることも多いと思うのですが、カラー付きだったり、プリズム付きだったり、遠近両用レンズだったりといった、メーカーに在庫のない特注レンズの場合は厄介です。

多くのメーカーの特注レンズは、注文を入れてから一時間程度で、変更やキャンセルができなくなります。
したがって、否応なく、店の仕入れとしてレンズが入荷してきます。
メーカー在庫レンズと違い、未加工の状態であったとしても、他のお客様への転用が難しいです。

そのため、特注レンズの変更・キャンセルを受ける場合は、

・メーカーに無理を言って返品を受けてもらう
・店がお客様の事情を忖度して引き取る(実質的な廃棄処分)

のどちらかが行なわれていると考えられます。

ですので、上記のどちらの手段も取りたくない(本社の意向等で取れない)お店は、変更やキャンセルはお断りすることになります。

キャンセルポリシーを事前に伝えていないとか、店の落ち度を突いて来られるかたもいるかと思いいますが、取り合えずそういう背景があることは心に留めておいていただければと思います。









  1. 2018/01/16(火) 23:55:42|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

大きいメガネ

大きいメガネ研究会のオリジナルフレームではないのですが、年末に仕入れて、すでに数回転しているのがこちら。
一般流通フレームなので、型番はぼかしていますがご容赦ください。

玉形サイズ59
ixy_20180108_002.jpg

玉形サイズ60
ixy_20180108_001.jpg

当店で扱っている「大きいメガネ」の中では、やや小さめにはなりますが、そこまで大きなお顔でない人に選ばれています。

カラーは2~3色あったと思いますが、黒しか仕入れておりません。


ちなみに、この記事を読まれて、「では当店も仕入れを」と思われる店主さんもおられるかもしれませんが、ニッチ商材ですので普通に並べていても、そんなにポンポンとは売れないと思います。
ホームページを見て「大きいメガネがほしい」ということで来店されたかたに売れているものなので、その点ご留意ください。



  1. 2018/01/08(月) 23:50:55|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

壊れやすい箇所

当店で販売数の一番多い子供枠は、トマトグラッシーズです。
型崩れしにくい、という点がご評価をいただいているのかと思いますが、壊れないわけではありません。

鼻パッドが千切れてしまうのは仕方ないとして、それ以外の破損で最も多いのが丁番折れです。

フレーム前面と耳にかけるツルをつなぐ部分が、

ixy_20171219_001.jpg

折れてしまうというもの。

ixy_20171219_002.jpg

ツルを上下に曲げるような大きい力が、素材の弾性限界を超えて加わると、生じます。
それでも、発生率としてはかなり少ないですが。

こうなってしまうと、当店での修理はできないので、フロントの交換になります。
店在庫がなければ取り寄せになりますので、その間は、破損個所をシュリンクチューブで覆ってテープ止めする等、応急処置でしのぐことになります。

どんなフレームでも、壊れるときは壊れてしまうという点はご理解いただければと思います。







  1. 2017/12/19(火) 23:50:37|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

新作入荷

私が愛用しているフレーム「シュン・キワミ」。

ixy_20171213_011.jpg
ixy_20171213_013.jpg

↑このフレームは廃版になってしまったのですが、後継モデルが入荷してきました。

ixy_20171213_007.jpg
ixy_20171213_008.jpg

これは紅色と黒のコンビ、というか、色が徐々に変化していきます。
キレイに撮れませんでした・・・

ixy_20171213_009.jpg

もう一色、白も入荷しています。

ixy_20171213_005.jpg
ixy_20171213_006.jpg

フロントの感じが違うのに、何が後継モデルかというと、テンプルの開き幅が初期設定値で160ミリほどあるからです。

ixy_20171213_014_20171216222424b1a.jpg

私のように、顔のやや大きめのかたにピタッとはまります。
(かなり大きめの型には無理です。)


私は去年の新作で新調するのを結局やめたので、こちらで新調しようか検討中です。




  1. 2017/12/16(土) 23:55:57|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

年季の入ったフレーム

過日、年季の入った丸メガネのレンズ交換が可能か相談を受けました。

拝見したフレームは、セルの巻きツル式のものと、セル巻きの半掛けで、どちらも結構小ぶり。
私の祖父が掛けていたメガネに似てはいますが、戦前のものにしては先セルの状態が良いので、そこまで古くはないのかもしれません。

結論を言うと、どちらもお断りしました。

セルフレームは、ガラスレンズがきつめに入っており、リム切れを起こさず・レンズを割らずにレンズを抜けるか、うまく抜けても、はめられるかが微妙であること。
半掛けのもののほうが対応はできそうですが、逆傾斜になっていることと、テンプルが短め且つ先セルの曲げ位置が早く、フレームにダメージを残さずに満足のいくフィッテイングをするには、なかなか無理があること。

というのが理由です。

身内のかたが昔に使われていたものだそうで、気持ちはわかりますし、何とかしてあげたいとは思うものの、壊してしまっては元も子もありません。
私は無理はしないので・・・

「壊さずに対応する技術がないということか」、と問われたら「はい、そうです」と答えます。
絶対に壊さずにやる自信なんて、ありませんから。
「私、失敗しないので」とは言えません。

もちろん、当店がお断りするだけで、何とか対応してくれるお店はあるはずです。
そういうお店は、純粋に、「すごいなぁ」と思います。

お役に立てなくて、申し訳ありませんでした。





  1. 2017/12/12(火) 23:53:30|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

お持ち込みレンズの加工

「おうかがいしたいことがあるのですが」という問い合わせのお電話をいただきました。

お客様応対中でしたため、折り返しお電話させていただくことをご提案しますと、出先なので一点だけ教えてほしいとのことで、
「持ち込んだレンズを、そちらで購入したフレームに入れてもらうことはできますか」と尋ねられました。

通販等で買われた新品のレンズをフレームへ組み込むことは、お断りしております。

応対中ですので、質問の真意を深く考えずに返答してしまいしたが、もし、ご質問が「今使っているメガネのレンズを、そちらで購入したフレームに入れ替えることができますか」という主旨であったのなら、条件が合えば対応可能です。

ここでいう条件とは、光学的・物理的にレンズを移し替えることのできるフレームがあるか、光学的的条件が良好でない(光学中心間距離の誤差等)場合の見え具合や、加工に失敗してしまった場合の責任が負えなくてもよろしいか、などといったことです。

なお、当店で例外として新品レンズの枠入れ対応を行なっているのは、アーレンレンズです。
その点、ご承知おきくださいませ。






  1. 2017/12/11(月) 23:55:57|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ご持参枠へのレンズ入れ替え

ご使用中のフレームを生かして、レンズを交換したいというお申し出がよくあります。
この場合、フレームを拝見した上で、承れるかどうかの判断をしております。

最近特に多いのが、樹脂系のフレームです。
率直に申し上げれば、レンズ込み何千円、というスタイルで販売されているもののようです。
(テンプルの印刷等を見ればわかります)

樹脂系のフレームは、フィッティングや、フレームカーブとレンズカーブとの適合に難がある場合がメタルフレームよりも多く、それがために当方が納得できる調製ができないと予測される場合は、比較的新しいフレームであっても、お断りすることがございます。

決して、当店のフレームを売りつけたいというような姑息な考えからではなく、ご満足いただけない仕上がりになる可能性のあるものを納品すると、結果として私自身の首を締めることになりますし、もちろんお客様にとっても不利益になるかと思います。

また、他店さんで買われた新品枠にレンズを入れてほしいというご依頼もございます。
この場合、ほぼ例外なくフィッティングがなされておらず、当店でやらざるを得ないのですが、中には「何でこの骨格のかたに、このフレームをお売りするのだろう」と思うくらい調整のしようがないものもございます。
もちろん、レンズカーブとの相性が合わないものもございます。
(レンズカーブを合わせようとすると、高額になることがあります。)

それでもお引き受けしてしまえば、以後の不具合は当方の責任になります。
ですので、お断りせざるを得ないこともございます。

どうしても、フレームは他店で購入して、当店で測定してレンズを入れたい、という場合は、買われる前にご連絡ください。
よろしくお願いいたします。







  1. 2017/12/06(水) 23:50:53|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

跳ね上げフレーム 新入荷

新しい跳ね上げフレームが入荷しました。

ixy_20171204_001.jpg

ixy_20171204_002.jpg

跳ね上げ角度を任意に調整できます。
最大跳ね上げ角は下の通り。

ixy_20171204_003.jpg

跳ね上げの仕組みとしては、取り立てて目新しさはありませんが、耳側のリムがこのように存在していないので、

ixy_20171204_004.jpg

参考、耳側にリムがあるタイプ↓

ixy_20171204_005.jpg

レンズの横幅を調節できるのがメリットです。





  1. 2017/12/04(月) 23:50:48|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ハズキ

以前に話題にしていますが、ハズキルーペが精力的な宣伝をしているので、ポツリポツリと売れています。

ixy_20171201_004.jpg

現在は、1.32倍、1.6倍、1.85倍と3つの倍率が用意されており、度数で表記するとそれぞれ+1.25D、+2.50D、+3.25Dとなります。
既成の老眼鏡として使うこともできますが、もともとは老眼鏡の上から掛けるルーペというコンセプトだったわけです。

ところが、宣伝ポスターの石坂浩二さんや舘ひろしさんが、ハズキ単体で掛けていることもあってか、老眼鏡なしで掛けるだけで、(どんな人でも)大きく見えると思ってらっしゃるかたの多いこと。

「〇〇さんが、よく見えると言っていたけど、ちっとも見えない」
よく聞くお声です。

どんな距離のものでも、はっきり見えると思ってらっしゃるかたも多いです。
50cmくらいの距離で新聞を見て、「見えない、見えない」というかた。
もっと近づけると見えたりします。

魔法のメガネでもルーペでもないので、きちんとした設定でないと、持ち味を発揮させることはできません。
ただ普通に掛ければ見えると思ってらっしゃるかたに、そこを説明するのは結構大変だったりします。

・老眼鏡の上から掛けることで、より大きく見える
・見える距離は決まってくる

このあたりのことは、宣伝の中で、うまく説明してもらえるとよいのですが。


面倒でも、店頭で現物を試してから、購入するかしないかの判断をされるのが良いと思います。







  1. 2017/12/01(金) 23:43:56|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

好みは人それぞれ

何度かネタにしていますが・・・

大きいメガネをご希望でご来店されたお客様がいらしたのですが、お友達をご同伴してきてくださいました。
「この店ならあるかも、と思ってついてきました」とのこと。

お目当てのフレームは、この形。

ixy_20171126_001.jpg

他店さんで、こういうフレームを探していると伝えると、必ずと言っていいくらい、今はやりのフレームを持ってこられて、勧められるそうで。
「流行りものを勧めたいのはわかるけれど、欲しいものはそれじゃない」と、おっしゃる気持ちはよくわかります。
私も、こだわりが強いタチなので。

当店のような零細店舗の場合、こういうニッチなところを狙っていく戦略はアリだと思っています。
(無論、ニッチなだけに、うまく外に発信していかないと、さばけませんけれど。)
フレームの形や色・大きさは千差万別で、お客様の好みも千差万別ですから、すべてのお客様がご満足いただける品ぞろえをすることは到底無理ですが、この「ナス型」とか「オート型」などと呼ばれるフレームは、なるべく揃えておきたいと考えています。

明日、リピート注文です。
まだ在庫があるとよいのですが。



  1. 2017/11/26(日) 23:43:29|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

遠近両用の限界

老眼鏡(既製品?)しか使ったことがない、という60代のお客様。

左右眼での度数差の少ない軽度の遠視、近方加入度2.50Dの眼鏡処方箋をご持参され、近用鏡にするか、遠用鏡にするか、遠近両用にするか、いろいろお試しいただいてかなり悩まれた末、遠近両用累進にチャレンジ。

納品後、数日して、「これ、遠近両用になってるの?」ということで再来店されました。

➀持っている老眼鏡に比べて、本が読みにくい
②運転中、正面はよく見えるが、眼だけで左方視・右方視をすると、モヤッとした見えかたになる
③運転中の計器類はよく見える
④バイク運転中、小さなカーナビが見えるようになった
⑤少しメガネを下げ気味に掛けると、遠くのハッキリさが増す

といったような使用感をご報告いただき、

「遠近両用は下半分が本を読めるようになっていると思っていたけけれど、そうではないのか」
「メガネを掛ければ、若いころのような見えかたになると思っていたけれど、そうではないのか」
「これだけ技術が進歩した世の中なのに、眼鏡というのはこんなものなのか」

といった感想をおっしゃられました。

度数については、眼鏡処方箋の通りに調製しましたし、単焦点であれば遠見・近見自体の不具合はなさそうなので、ひとまずよしとしまして、累進レンズの相性がよろしくないというか、累進レンズのジレンマがモロに出てしまったような感じです。

販売時・納品時の説明が不十分だったことは否めませんので、そこは大いに反省するとしまして、とにかく解決策を見出さないといけません。

が、どうしよう、というのが本音のところでありまして。

上記の➀については、目線の使いかたの練習をしていただくのは別として、ご本人の使いやすい視線位置に必要な近用度数が入るように、

・累進帯の短いものにする
・アイポイント位置を上方へ変える
・加入度を強くする
・眼からレンズまでの距離を離す

などといった対処法が考えられるかと思うのですが、その結果として、上記②の不具合を悪化させる可能性が高くなります。
遠見部分水平方向の視野(ぼやけを感じないエリア)が、狭くなってしまうからです。
アイポイントを上げれば、上記の⑤の逆になりますので、遠くの見えかたの不満度が上がるはずです。

お話を伺っていると、上記②、運転中の水平方向視野がとても気になっているご様子でしたし、「下半分で本が読めると思った」とおっしゃっていることから、そこだけを考えるのなら、二重焦点レンズが奏功するケースではあります。

テストレンズを試していただきますと、遠くの見えかたは問題なく、近くも見やすいとおっしゃいます。
ですが、あえてデメリットをお伝えしました。
上記③、運転中の計器類の距離は見えにくいのです。
おそらく、バイクのカーナビも無理でしょう。
三重焦点レンズなら、いけるかもしれませんが、テストレンズがありません。

今まで、裸眼で運転しているとき、計器類はハッキリ見えていなかったわけで、それを考えれば計器類が見えないデメリットは除外してもよさそうなもの、つまり二重焦点でオーケーではないかとはお伝えしましたが、計器類が見える世界を知ってしまうと、見えたほうがよいということになるわけです。
二重焦点の加入度を計器類の距離に合わせれば、読書距離とは合わなくなりますし、使えません。

となると、累進レンズにするしかないのかなと、レンズ設計やメーカーの異なるテストレンズをお試しいただきましたが、決定打にはならず。

結局のところ、どこかは妥協していただかないといけないようです。
残念ながら、累進レンズは万能ではないということ、若いときと同じ見えかたにはならないということを、ご理解いただく必要がどうしても出てきてしまいます。

最終的に、現時点ではレンズ交換はせず、もう少し使ってみながら、方向性を考えてみたいということになりました。
近見は老眼鏡があるので、ということで、ほんの少しだけ遠見重視になるようにフィッティングは調整しました。

問題の完全解決には至りませんでしたが、「疑問点が解消できたのはよかった」とおっしゃっていただけました。
まぁ、本来なら、納品時に確認・説明すべきことだったわけですが、納品時の第一印象では一応オーケーだったのです。
実際に使ってみて、問題がいろいろ出てきた・気が付いた、というケースです。

私が気が付かないだけで、別の解決策があるかもしれませんが、少なくとも累進レンズは、「どこで見ても遠くや近くがはっきり見えるものではない」というのが、現時点での問題点かと思います。






  1. 2017/11/19(日) 23:50:13|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

シリコンパッドあるある

「鼻パッドのカバー(?)が片方取れた」ということでご来店下さったお客様。

ixy_20171112_007.jpg
ixy_20171112_006.jpg

片方のパッドが膨らんでいて、片方が膨らんでいないので、膨らんでいないほうのカバー(?)が取れたのだと思われたご様子。
膨らんでいるほうが強く鼻にあたり、バランスが悪くて痛い、ということです。

ですが、これは膨らんでいるほうが問題なのです。
膨らんでいるのは、カバーがついているのではなく、金具とシリコン部分の隙間から水分(汗その他)が浸み込んで溜まっているからです。

ixy_20171112_012.jpg

触るとウォータパッドみたいで弾力があるので、むしろこのほうが良いと言われる人もいるかもしれませんが、新品の状態ではないですし、不衛生なので、新しいシリコンパッドに交換しました。

ixy_20171112_008.jpg

それにしても、よく膨らみました。



  1. 2017/11/12(日) 23:50:35|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

できることとできないこと

「一々掛け替えるのが面倒なので遠近両用にしたい」
よくある話です。

「運転とパソコンをするのに、一々掛け替えなくて済むように、遠近両用にしたい」
よくある話です。

ここで問題になるのがパソコン作業。
使うパソコンがデスクトップだと、この希望を叶えるのが難しくなってきます。

以前にネタにしていますが、デスクトップパソコンのモニターの高さがほぼ真正面(目の高さと同じ位置に画面の中心が来るようなイメージ)の場合、視線はこうなります。

enken.jpg

一方、車を運転するときに、背中を丸めて上目遣いのようになったり、ふんぞり返って顎を上げるような姿勢を取る癖がない限り、視線は、こんな感じになると思います。

enken.jpg

デスクトップパソコンのモニターを見るのとほぼ同じです。

視線が同じということは、遠近両用レンズにしたとしても、パソコン作業と運転時ともに同じ度数のところで見ることになります。
運転用の度数を遠見完全矯正値に合わせていて、正面視時にその度数のところを視線が通るのなら、パソコンモニターは遠見完全矯正値で見ることになりますから、普通に考えて、見にくいはずです。
冒頭に示した通り、遠見完全矯正値ではモニターか見えないから、遠近両用にしたいわけですから。

つまりこの場合、遠近両用ではお客様の主訴の改善は難しいということになります。

そうお伝えすると、
「そんなはずはない。同い年の同僚は、一つのメガネで運転もデスクトップパソコンも使っている。遠くも近くもどっちも見える、と言っている」
といった返答が返ってくることもあります。

その場合、同僚のかたのメガネは、

①遠見度数を、パソコン作業ができるレベルの低矯正にしている。当然モニター以遠の矯正視力は落ちるが、本人の不自由がなければ、遠くも近くも見える、という感想になる。

②片眼の度数を遠見に、他眼の度数を近見に、いわゆる「モノビジョン」にしている。遠くを見るときと近くを見るときとで、どちらかの眼を使い分けているので両眼単一明視は放棄することになるが、本人の不自由がなければ、遠くも近くも見える、という感想になる。

といった感じになっていると思われます。

それでは自分も同じように、ということで①ににすれば「遠くが見えない。怖くて運転できるかっ」、②にすれば「見えかたがおかしい。左右のバランスが悪い。こんなの掛けられるかっ」となって、どっちもうまくいかないということになりがちです。

「複式の跳ね上げフレームはどうでしょう」と提案すると、「だから、遠近両用にしたいんだ、と言ってるだろ」となってしまいます。

では、どうすればいいのでしょう?

何かを妥協しない限り、対応は難しいです。
そこを、うまくご説明するのが、なかなか難しかったりします。





  1. 2017/10/18(水) 23:51:24|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

丁番の厚み

フレーム選びの際に「軽いフレーム」と同じくらい言われるのが「丈夫なフレーム」です。

決して壊れやすいフレームをお売りしているつもりはないのですが、フレームへの力の加わりかたによっては、壊れるときは壊れます。
「絶対に壊れません」とは言えません。

当店がフレーム修理の業者さんにお送りする、一番多い破損個所は、テンプル側の丁番だと思います。

ネジを通す環の部分が切れてしまったり、

ixy_20170927_001.jpg

折れてしまったり、というパターン。

ixy_20170927_004.jpg

この部分の破損は、丁番の厚みに大いに関係があると思っています。

ixy_20170927_002.jpg

このような厚みの丁番が結構多いです。

テンプル自体が細いのなら仕方ないですが、ある程度テンプルが太くても丁番が薄いものが少なくありません。

ixy_20170927_007.jpg

同じようなテンプルの太さでも、これくらい丁番が厚ければ、丈夫さにはかなり差が出るはずです。

ixy_20170927_005.jpg

いくら丈夫さを求めて太いテンプルのフレームを選んでも、丁番が薄ければ、テンプルの太さが与える丈夫さへの影響は小さいと思います。

以前、子供用フレームのネタでも書きましたが、物理的に可能なら、厚めの丁番をつけてくれたほうが、お客様にご迷惑をかけることが減るのになと、修理を受けるたびに思います。





  1. 2017/10/17(火) 23:50:18|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

製作範囲外

お子さんのメガネについて、問い合わせかありました。
処方箋を持って眼鏡店へ行ったら、「この度数は、当店ではつくれない」と言われたとのこと。

メガネのレンズは、どんな度数でも作れるというわけではなく、作れる限界というのがあります。

こんな風に、各レンズごとに「製作範囲」というのが決まっています。

1209183.jpg

が、中には、この範囲を超えて製作ができることがあります。
ただ、製作のためには、余分なコストがかかってしまうため、仕入れ金額が上がりますし、納期も余分にかかります。
どのレンズなら製作可能かは、メーカーに問い合わせれば調べてもらえます。


冒頭のお客様の場合は、乱視が強いようでした。
処方箋の数値を読み上げてもらうと、
S+5.50 C-6.50 AX90

他眼も似たような度数でした。

この程度の乱視なら、何度か作ってもらったことがあるので、製作自体はできると思うのですが、つくれるレンズは限られてくるので、金額やレンズの厚みについては、ある程度目をつぶっていただくしかありません。
とにかく一度ご来店いただくことになりました。

いま「製作自体はできる」と書きましたが、一点注意が必要になります。
それは「レンズ生地径」です。
これについては、こちらに書きましたが、仕上がってくるレンズの大きさによっては、対応できるフレームサイズが制限されてしまいます。

度数が強くなってくると、レンズの大きさは小さくなってくるので、大きめのフレームだと枠入れができないという事態が起こるのです。

今回のケースは子供さんなので、フレームサイズが小さいですから、まず問題はありませんが、玉形サイズ60といった大きなフレームだと、それにレンズを組み込むのは無理になります。
つまり、自分の希望するフレームでは仕上げることはできないという可能性があるわけです。
たとえば、レンズ交換を希望していたのに、そのフレームではダメだからと、フレームも買わされた、ということが起こり得ます。

できる・できないの判断は眼鏡店の作業になりますが、意地悪をしているわけでなく、やむを得ないのです。

度数を弱くしていけば、レンズサイズは大きくなってきますが、当然見えかたは悪くなりますから、満足度は下がるでしょう。
何かしら妥協が必要にはなってくると思います。


製作範囲外の注文は、メーカーによって対応が異なります。
取引しているメーカーの違いによって、あるお店で断られても、別のお店では大丈夫ということがありますので、冒頭のようなことがあったら、他店さんの話を聞いてみるのが良いと思います。



  1. 2017/10/16(月) 23:56:38|
  2. メガネ・フレーム・レンズなど
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ

FC2Ad