キベベワールド

「メガネの一心堂」の店長が、タメになること・ならないことをつづります

遠近両用の限界

老眼鏡(既製品?)しか使ったことがない、という60代のお客様。

左右眼での度数差の少ない軽度の遠視、近方加入度2.50Dの眼鏡処方箋をご持参され、近用鏡にするか、遠用鏡にするか、遠近両用にするか、いろいろお試しいただいてかなり悩まれた末、遠近両用累進にチャレンジ。

納品後、数日して、「これ、遠近両用になってるの?」ということで再来店されました。

➀持っている老眼鏡に比べて、本が読みにくい
②運転中、正面はよく見えるが、眼だけで左方視・右方視をすると、モヤッとした見えかたになる
③運転中の計器類はよく見える
④バイク運転中、小さなカーナビが見えるようになった
⑤少しメガネを下げ気味に掛けると、遠くのハッキリさが増す

といったような使用感をご報告いただき、

「遠近両用は下半分が本を読めるようになっていると思っていたけけれど、そうではないのか」
「メガネを掛ければ、若いころのような見えかたになると思っていたけれど、そうではないのか」
「これだけ技術が進歩した世の中なのに、眼鏡というのはこんなものなのか」

といった感想をおっしゃられました。

度数については、眼鏡処方箋の通りに調製しましたし、単焦点であれば遠見・近見自体の不具合はなさそうなので、ひとまずよしとしまして、累進レンズの相性がよろしくないというか、累進レンズのジレンマがモロに出てしまったような感じです。

販売時・納品時の説明が不十分だったことは否めませんので、そこは大いに反省するとしまして、とにかく解決策を見出さないといけません。

が、どうしよう、というのが本音のところでありまして。

上記の➀については、目線の使いかたの練習をしていただくのは別として、ご本人の使いやすい視線位置に必要な近用度数が入るように、

・累進帯の短いものにする
・アイポイント位置を上方へ変える
・加入度を強くする
・眼からレンズまでの距離を離す

などといった対処法が考えられるかと思うのですが、その結果として、上記②の不具合を悪化させる可能性が高くなります。
遠見部分水平方向の視野(ぼやけを感じないエリア)が、狭くなってしまうからです。
アイポイントを上げれば、上記の⑤の逆になりますので、遠くの見えかたの不満度が上がるはずです。

お話を伺っていると、上記②、運転中の水平方向視野がとても気になっているご様子でしたし、「下半分で本が読めると思った」とおっしゃっていることから、そこだけを考えるのなら、二重焦点レンズが奏功するケースではあります。

テストレンズを試していただきますと、遠くの見えかたは問題なく、近くも見やすいとおっしゃいます。
ですが、あえてデメリットをお伝えしました。
上記③、運転中の計器類の距離は見えにくいのです。
おそらく、バイクのカーナビも無理でしょう。
三重焦点レンズなら、いけるかもしれませんが、テストレンズがありません。

今まで、裸眼で運転しているとき、計器類はハッキリ見えていなかったわけで、それを考えれば計器類が見えないデメリットは除外してもよさそうなもの、つまり二重焦点でオーケーではないかとはお伝えしましたが、計器類が見える世界を知ってしまうと、見えたほうがよいということになるわけです。
二重焦点の加入度を計器類の距離に合わせれば、読書距離とは合わなくなりますし、使えません。

となると、累進レンズにするしかないのかなと、レンズ設計やメーカーの異なるテストレンズをお試しいただきましたが、決定打にはならず。

結局のところ、どこかは妥協していただかないといけないようです。
残念ながら、累進レンズは万能ではないということ、若いときと同じ見えかたにはならないということを、ご理解いただく必要がどうしても出てきてしまいます。

最終的に、現時点ではレンズ交換はせず、もう少し使ってみながら、方向性を考えてみたいということになりました。
近見は老眼鏡があるので、ということで、ほんの少しだけ遠見重視になるようにフィッティングは調整しました。

問題の完全解決には至りませんでしたが、「疑問点が解消できたのはよかった」とおっしゃっていただけました。
まぁ、本来なら、納品時に確認・説明すべきことだったわけですが、納品時の第一印象では一応オーケーだったのです。
実際に使ってみて、問題がいろいろ出てきた・気が付いた、というケースです。

私が気が付かないだけで、別の解決策があるかもしれませんが、少なくとも累進レンズは、「どこで見ても遠くや近くがはっきり見えるものではない」というのが、現時点での問題点かと思います。






  1. 2017/11/19(日) 23:50:13|
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シリコンパッドあるある

「鼻パッドのカバー(?)が片方取れた」ということでご来店下さったお客様。

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片方のパッドが膨らんでいて、片方が膨らんでいないので、膨らんでいないほうのカバー(?)が取れたのだと思われたご様子。
膨らんでいるほうが強く鼻にあたり、バランスが悪くて痛い、ということです。

ですが、これは膨らんでいるほうが問題なのです。
膨らんでいるのは、カバーがついているのではなく、金具とシリコン部分の隙間から水分(汗その他)が浸み込んで溜まっているからです。

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触るとウォータパッドみたいで弾力があるので、むしろこのほうが良いと言われる人もいるかもしれませんが、新品の状態ではないですし、不衛生なので、新しいシリコンパッドに交換しました。

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それにしても、よく膨らみました。



  1. 2017/11/12(日) 23:50:35|
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できることとできないこと

「一々掛け替えるのが面倒なので遠近両用にしたい」
よくある話です。

「運転とパソコンをするのに、一々掛け替えなくて済むように、遠近両用にしたい」
よくある話です。

ここで問題になるのがパソコン作業。
使うパソコンがデスクトップだと、この希望を叶えるのが難しくなってきます。

以前にネタにしていますが、デスクトップパソコンのモニターの高さがほぼ真正面(目の高さと同じ位置に画面の中心が来るようなイメージ)の場合、視線はこうなります。

enken.jpg

一方、車を運転するときに、背中を丸めて上目遣いのようになったり、ふんぞり返って顎を上げるような姿勢を取る癖がない限り、視線は、こんな感じになると思います。

enken.jpg

デスクトップパソコンのモニターを見るのとほぼ同じです。

視線が同じということは、遠近両用レンズにしたとしても、パソコン作業と運転時ともに同じ度数のところで見ることになります。
運転用の度数を遠見完全矯正値に合わせていて、正面視時にその度数のところを視線が通るのなら、パソコンモニターは遠見完全矯正値で見ることになりますから、普通に考えて、見にくいはずです。
冒頭に示した通り、遠見完全矯正値ではモニターか見えないから、遠近両用にしたいわけですから。

つまりこの場合、遠近両用ではお客様の主訴の改善は難しいということになります。

そうお伝えすると、
「そんなはずはない。同い年の同僚は、一つのメガネで運転もデスクトップパソコンも使っている。遠くも近くもどっちも見える、と言っている」
といった返答が返ってくることもあります。

その場合、同僚のかたのメガネは、

①遠見度数を、パソコン作業ができるレベルの低矯正にしている。当然モニター以遠の矯正視力は落ちるが、本人の不自由がなければ、遠くも近くも見える、という感想になる。

②片眼の度数を遠見に、他眼の度数を近見に、いわゆる「モノビジョン」にしている。遠くを見るときと近くを見るときとで、どちらかの眼を使い分けているので両眼単一明視は放棄することになるが、本人の不自由がなければ、遠くも近くも見える、という感想になる。

といった感じになっていると思われます。

それでは自分も同じように、ということで①ににすれば「遠くが見えない。怖くて運転できるかっ」、②にすれば「見えかたがおかしい。左右のバランスが悪い。こんなの掛けられるかっ」となって、どっちもうまくいかないということになりがちです。

「複式の跳ね上げフレームはどうでしょう」と提案すると、「だから、遠近両用にしたいんだ、と言ってるだろ」となってしまいます。

では、どうすればいいのでしょう?

何かを妥協しない限り、対応は難しいです。
そこを、うまくご説明するのが、なかなか難しかったりします。





  1. 2017/10/18(水) 23:51:24|
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丁番の厚み

フレーム選びの際に「軽いフレーム」と同じくらい言われるのが「丈夫なフレーム」です。

決して壊れやすいフレームをお売りしているつもりはないのですが、フレームへの力の加わりかたによっては、壊れるときは壊れます。
「絶対に壊れません」とは言えません。

当店がフレーム修理の業者さんにお送りする、一番多い破損個所は、テンプル側の丁番だと思います。

ネジを通す環の部分が切れてしまったり、

ixy_20170927_001.jpg

折れてしまったり、というパターン。

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この部分の破損は、丁番の厚みに大いに関係があると思っています。

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このような厚みの丁番が結構多いです。

テンプル自体が細いのなら仕方ないですが、ある程度テンプルが太くても丁番が薄いものが少なくありません。

ixy_20170927_007.jpg

同じようなテンプルの太さでも、これくらい丁番が厚ければ、丈夫さにはかなり差が出るはずです。

ixy_20170927_005.jpg

いくら丈夫さを求めて太いテンプルのフレームを選んでも、丁番が薄ければ、テンプルの太さが与える丈夫さへの影響は小さいと思います。

以前、子供用フレームのネタでも書きましたが、物理的に可能なら、厚めの丁番をつけてくれたほうが、お客様にご迷惑をかけることが減るのになと、修理を受けるたびに思います。





  1. 2017/10/17(火) 23:50:18|
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製作範囲外

お子さんのメガネについて、問い合わせかありました。
処方箋を持って眼鏡店へ行ったら、「この度数は、当店ではつくれない」と言われたとのこと。

メガネのレンズは、どんな度数でも作れるというわけではなく、作れる限界というのがあります。

こんな風に、各レンズごとに「製作範囲」というのが決まっています。

1209183.jpg

が、中には、この範囲を超えて製作ができることがあります。
ただ、製作のためには、余分なコストがかかってしまうため、仕入れ金額が上がりますし、納期も余分にかかります。
どのレンズなら製作可能かは、メーカーに問い合わせれば調べてもらえます。


冒頭のお客様の場合は、乱視が強いようでした。
処方箋の数値を読み上げてもらうと、
S+5.50 C-6.50 AX90

他眼も似たような度数でした。

この程度の乱視なら、何度か作ってもらったことがあるので、製作自体はできると思うのですが、つくれるレンズは限られてくるので、金額やレンズの厚みについては、ある程度目をつぶっていただくしかありません。
とにかく一度ご来店いただくことになりました。

いま「製作自体はできる」と書きましたが、一点注意が必要になります。
それは「レンズ生地径」です。
これについては、こちらに書きましたが、仕上がってくるレンズの大きさによっては、対応できるフレームサイズが制限されてしまいます。

度数が強くなってくると、レンズの大きさは小さくなってくるので、大きめのフレームだと枠入れができないという事態が起こるのです。

今回のケースは子供さんなので、フレームサイズが小さいですから、まず問題はありませんが、玉形サイズ60といった大きなフレームだと、それにレンズを組み込むのは無理になります。
つまり、自分の希望するフレームでは仕上げることはできないという可能性があるわけです。
たとえば、レンズ交換を希望していたのに、そのフレームではダメだからと、フレームも買わされた、ということが起こり得ます。

できる・できないの判断は眼鏡店の作業になりますが、意地悪をしているわけでなく、やむを得ないのです。

度数を弱くしていけば、レンズサイズは大きくなってきますが、当然見えかたは悪くなりますから、満足度は下がるでしょう。
何かしら妥協が必要にはなってくると思います。


製作範囲外の注文は、メーカーによって対応が異なります。
取引しているメーカーの違いによって、あるお店で断られても、別のお店では大丈夫ということがありますので、冒頭のようなことがあったら、他店さんの話を聞いてみるのが良いと思います。



  1. 2017/10/16(月) 23:56:38|
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トライアルレンズ

身も蓋もないことを書きますが・・・

最終的な度数を決定する際に、通常はトライアルレンズを装用していただいて確認をします。
見えかたはどうか、違和感はないか、等々、実際に体感していただくわけです。

が、以前にも書きましたが、一般的なトライアルレンズの直径は38ミリで、一般的なメガネフレームよりは小さめです。
ですので、周辺部の見えかたに関しては、玉形サイズ55ミリのフレームにレンズを組み込んだ時の見えかたにはなりません。

また、トライアルレンズは、乱視が入っていたり、度数が強い場合などは、数枚のレンズを重ねて再現します。
一方、実際のメガネレンズは、1枚のレンズです。
当然、同じ見えかたにはなりません。
(違和感という観点から見れば、複数枚重ねるトライアルレンズよりはマシになることが多いのではと思います。)

さらに、一般的なトライアルレンズは単焦点であり、球面設計です。
なので、外面非球面・内面非球面・両面非球面といった、単焦点非球面レンズの見えかたは再現できません。

靴や服なら試着ができますし、車であれば試乗ができます。
実際の装用感・使用感のイメージは容易です。

ですが、上記の理由により、メガネレンズは実際の見えかたを確実に体感していただくことができない状況で販売をしないといけません。

まぁ、外面非球面レンズに関しては、球面レンズより薄くできるというアドバンテージがあるため、「薄さ」をたてに取れば、事前の体感はできなくても販売はできます。
ですが、内面・両面非球面レンズに関しては、セールストークに頼らざるを得ないことが多く、当店では強くお勧めすることはありません。

「商売下手」と言われたら否定はしませんが、当店の場合、内面・両面非球面レンズは、外面非球面よりお高くなりますので、違いを体感していただけないのに「周辺部の歪みが少ないですよ」「見やすいですよ」といった抽象的な説明でお勧めするのは、私自身が良い気分がしないのです。
もちろん、お客様ご自身が試してみたいとおっしゃるのであれば、そのご意思は尊重いたします。

同じ悩みが累進レンズにも出てきます。
昨今の上位累進レンズ(=高価)は、トライアルレンズそのものがありません。
お客様一人一人のデータ、例えば度数であったり、フレームの構造であったり、を踏まえて完全オーダーメードになるので、汎用的なトライアルレンズは作りようがない、という理屈です。

本来なら、お客様に体感していただいて「こりゃ、いいわ」となって初めて商談に入るものだと思うのですが、そのステップを踏むことはできません。

「よいものをお勧めしたい」という気持ちがある一方で、「事前に良さを感じていただけないのに、勧められるわけがないだろう」という気持ちもあるわけです。

これから先に出てくる累進レンズは、トライアルレンズがない、というパターンが多くなります。
「事前に体験ができないのなら」ということを突き詰めていくと、販売自体ができなくなってしまいます。

幸いにしてというか、ここにきてようやく、「累進レンズで手元が見やすくなる」という感覚が何となくわかってきた(加齢による調節力の低下を実感できるようになった)ので、これからは、もっといろいろなランクの累進レンズを試してみたいと思います。
今までは、手元の見やすさの違いを実感できなかったので、レンズごとの違いをうまく説明できませんでした。

お客様にじかに体感していただくことはできなくても、自身の体験をもとに、自分の言葉で説明ができれば、「自分が良いと感じたものをお勧めできる」ことになり、それは少なくとも「無責任なセールストーク」にはならないと思います。

無論、「自分が良いと感じたものが、すべてのかたにもよい」とはなりませんが、「あなたが良いと思うものをお勧めください」と言われたときに、裏付けができますからね。

少しづつトライしてみたいと思います。
その前に、フレームを新調したいのですが・・・






  1. 2017/09/29(金) 23:50:34|
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+24D

以前、+21Dのキャタラクトレンズをトマトグラッシーズに組み込んだ話をしました。
当店のレンズメーターの構造上、レンズに印展がうまく打てず、若干の改造をするなどして難儀したという内容でした。

初夏、そのメガネをお求めいただいたお客様のご紹介で、同じようにキャタラクトレンズをトマトグラッシーズに入れてほしいとのご相談をいただきました。
9月になったら新しい処方箋が出ますのでとおっしゃっておられ、度数は、その時の話だと+30Dくらいになりそうだとのことでした。

+21Dで難儀したわけですから、+30Dへの印点打ちが当店のレンズメーターでできるとも思えず、別の機器メーカーさんに事情を話して、その時が来たら、そのためだけにレンズメーターを貸していただくお願いをしました。
もちろん、「今のレンズメータが壊れたら、御社に乗り換える」という口約束もしましたが。

そんなこんなで、お客様ご来店。
度数は+24D。

予想通り、当店のレンズメーターでは、まともに印点が打てません。

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光学中心だけでなく、両脇にも印をつけたいのに、つきません。

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乱視なしなので、光学中心にさえ印点が付けばよさそうなものですが、やはり水平を取ってチャッキングしないと、上下△の発生するリスクが跳ね上がります。

ここで、お借りしていたレンズメーターが登場。

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バッチリです。

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チャッキングの際は、+21Dよりも、さらにわかりにくくなります。

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サクションカップもレンズ面全体には付きません。
なので、撥水コートではなく、マルチコートで注文しました。

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今回も、乱視なしなのでよいですが、C-2.00Dなんていうのを付加されたら、チャッキングの精度が落ちる以上、絶対軸ずれします。


無事完成です。

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こちらのお客様(一歳)も、前回のお客様同様、テンプルを耳に掛けるのではなく、頭部にバンドを掛けて固定するタイプのフレームからの、お乗り換えでした。

喜んでいただけてよかったです。


ちなみに、当店のレンズメーターと、お借りしたレンズメーターとでは、測定度数にそれなりの違いが出ました。
どっちがどう、とは、ここでは書きませんが、まぁ思っていた通りでした。


ニデックさん(言っちゃった)、快く貸し出ししてくださって、ありがとうございました!!









  1. 2017/09/27(水) 23:54:00|
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遠近両用累進レンズで手元が見えにくい

いわゆる「老眼」になったときに、遠くのものと近くのものとを一本のメガネで架け替えることなく見られるようにしたいという場合、遠近両用レンズが選択肢として挙がります。

今は、境目のない累進レンズと呼ばれるものが主流になっていますが、何度となく触れてきた通り、このレンズは、レンズのどこで見ても遠くが見えるとか、近くが見えるというものではありません。

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上の矢印の右側の丸は、遠用アイポイントと呼ばれる位置。
用途に応じて、多少のアレンジをすることはあっても、基本的には瞳孔中心をこの遠用アイポイントに合わせます。

下の矢印の右側の丸は、近用アイポイントと呼ばれる位置。
遠用アイポイントの位置から、近用アイポイントの位置まで、度数が連続的に変化していきます。

近用アイポイントの位置に、眼前40cmのものが見やすくなる度数を配置した場合、当然ですが、その位置で見ていただかないと、眼前40センチのものは見えにくくなります。

ですが、この近用アイポイントの位置に視線を通す(下目遣いで見る)のが苦手なかたが少なからずおられます。
そういうかたは、「フレームを持ち上げてあげると、見やすい」とおっしゃいます。

視線を下げる代わりに、フレームを持ち上げることで、自分が楽に下げられる視線の位置まで近用アイポイントを持ち上げるわけです。
そうすれば見えるということは、度数的には問題ないということですので、それを踏まえて対処法を考えることになります。

対処法はいくつか考えられますが、ここでは割愛します。
また、累進レンズで近くが見えにくいというのは、他の要因でも起こり得るます。

いろいろなケースを想定しながらの対処が必要になるのが累進レンズです。






  1. 2017/08/02(水) 23:33:56|
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プリズムメガネ

先週、NHKの番組で取り上げられたからか、「プリズムメガネ」に関するお問い合わせが続いています。

「プリズムメガネ」「プリズム メガネ」「プリズムとは」等で検索すると、当店のホームページが上位でヒットするので、その影響かとは思います。

お問い合わせに対する返答の骨子は下記の3点。

・眼科や脳神経外科の診察を先にお願いすることがあります
・プリズムメガネですべて解決できるとは限りません
・詳しいことは、お調べさせていただかないと答えられません

テレビ番組の中では、眼精疲労の要因として「両眼を寄せるのが困難」なケースをとりあげ、
それに対する対応として、プリズムメガネやビジョントレーニングを紹介されていました。

もちろん、それはそうなのですけれど、そもそも、近業用のメガネが必要なのに裸眼で作業をしていたり、使用しているメガネの度数が適切でなかったり、といった根本的な部分がおざなりになっていて不具合を起こしていることも少なくないのが実情です。


「プリズム メガネ」か何かで検索したら、ヒットしました。

ixy_20170728_023.jpg

これをクリックして出てくる商品は、両眼視の不具合による眼精疲労の解決にはなりませんので、ご注意を。




  1. 2017/07/29(土) 23:50:19|
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ドラジェ

以前にもご紹介した、女性向けエレガンスフレーム「ドラジェ」が入荷しています。
4月の展示会で仕入れたものです。

玉型自体はシンプルですが、テンプルで魅せるフレームです。

ラメ入りをはじめ

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主張しすぎないデザインが上品さを演出しています。

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是非、ご覧になってください。

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  1. 2017/06/14(水) 23:59:17|
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隠しマークが見えない

当ブログを始めたころのネタに「レンズには隠しマークが刻印されている」というのがありました。

累進レンズの場合は、この隠しマークを基準にして、水平ラインやアイポイントの位置を確定します。

メーカーから送られてくる累進レンズは、このように水平線やアイポイントの位置が印刷されてきます。

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ところが、たいていの場合、この印刷された水平ラインやアイポイントの位置は、実際よりもずれています。
これを信用して加工すると、えらいことになるわけです。

なので、この印刷はあてにせずに、隠しマークを探して位置決めをするのが普通です。

この隠しマーク、プラスチックレンズの場合は、比較的容易に見つけ出せるのですが、ガラスレンズの場合は難儀することがあります。

過日入荷したガラスレンズ。
いつものように隠しマーク位置付近に印刷がされていたのですが、いつものようにそれをあてにせずに、自力で探そうと思い、印刷をけしたはいいものの、隠しマークが全くわからなくなりました。

「だいたいこのあたりかな」と見当をつけ、時計の修理時に使う拡大レンズを使い、レンズを斜めにしたりいろいろやって、ちょっとした光の加減で、うっすら発見できました。

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この作業だけで20分近く要しました。
今まで見てきた中で、一番わかりにくかったです。



  1. 2017/06/07(水) 23:48:43|
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新入荷の跳ね上げフレーム

こちらのフレーム。

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当店で跳ね上げフレームをご購入いただいたお客様からのリクエストで仕入れた、跳ね上げフレームです。

こういう跳ね上がりかたをします。

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跳ね上げ部が前方に飛びださないので、カメラをはじめとする計器類を覗くときに、接眼部との干渉がしにくいと思われます。

跳ね上げフレームの場合、

・跳ね上げた状態で近見をする
・跳ね上げた状態で遠見をする

の二つに大別されますが、このフレームは、かなりしっかりと跳ね上げないと、水平視線で眼前に跳ね上げ部がかかりますので、「軽く跳ね上げての遠見」には向かないと思います。
やや下方視で近見をするかた向きではないでしょうか。


跳ね上げの機構は、シンプルなネジ止め式。

1705225.jpg

左右の跳ね上げ部は、互いに歯車で噛み合っていますので、左右眼のどちらかのみを跳ね上げることはできません。
使用に伴いワッシャーがすり減るはずなので、適宜新しいワッシャーへの交換は必要になると思われます。

どの程度、ワッシャーの耐久性があるかはわかりません。
跳ね上げの頻度によって、大きく異なってくると思います。

同じものを扱っている仲間の話だと、短期間でおかしくなるような事例は起きていないということなので、リクエストされたお客様の分とは別に、もう一本、仕入れてみました。

仕入れた以上は、売らないといけません。
ご興味のあるかた、一度お手に取ってご覧ください。



  1. 2017/05/22(月) 23:55:26|
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サングラスの濃さ

当店では、1本何万円もするようなデザイナーズブランドのサングラスや、いわゆるスポーツサングラスは、現状取り扱いがありません。

こういうスタンダードなデザインの品ぞろえが中心になります。

1705091.jpg

当店にサングラス(度なし)をお求めに来られるかたは、ほとんどがご高齢のかたです。
そのかたたちがよくおっしゃられるのが、「色の濃いサングラスは、眼によくないと聞いた」ということ。

「色が濃いレンズが目の前にあると瞳孔が散大し、紫外線を眼内に侵入させやすくなる」という理屈です。

確かに、それはその通りかとは思うのですが、色の濃いサングラスと薄いサングラスとで、瞳孔の散大量にどれだけの差が出て、紫外線の侵入量にどれほどの違いが生じ、それによる眼疾患発生のリスクがどれくらい高くなるのかと考えると、どうなんでしょう?

色の濃いレンズのほうが、色の薄いレンズより、眩しさを防ぐ効果は高いと思います。
「眩しさを防ぎたい」という目的でサングラスを選んでいるはずなのに、紫外線の余分な侵入を懸念して色の薄いレンズを選び、多少眩しさを感じながらも「裸眼よりはマシだから」というのは、ちょっと本末転倒のような気はします。

それよりも、つばの広い帽子を被ったりして、極力紫外線の侵入を防ぐような対策をした上で、眩しさを感じにくい濃さのレンズを選ぶほうが快適なのではないかなと、個人的には思っています。

なお、瞳孔が散大することで、眼房水の排出が妨げられ、眼圧が上昇してしまうというロジックが成り立つケースもあるかもしれません。
そういう場合は、色の薄いレンズのほうが良いとは思います。
「濃いレンズで、どんな人でも絶対に問題がない」と申し上げているわけではありませんので、誤解なきようお願いします。



  1. 2017/05/09(火) 23:52:52|
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天然木

テンプルに天然木を使ったフレームが入荷しています。

花梨

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紫檀

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動物の角とか、鼈甲とか、天然素材を用いたものはいろいろいろありますが、基本的にフレームの扱いがぞんざいな人にはお勧めできません。
濡れたままにしないとか、整髪料が着いたら拭き取るとか、ちょっとした一手間をかけることで長持ちします。

なお、上記のフレームは、耳に掛ける部分(モダン)は天然木ではないので、フィッテング可能となっております。



  1. 2017/04/29(土) 23:50:13|
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中等度近視でウスカルフレーム

ウスカルフレームにご興味を持たれたお客様。
検査の結果、左右ともS-5.75Dでお作りいただくことになりました。

眼科的に近視度数の強さを分類すると、S-6.00Dから「強度近視」になります。

S-5.75Dは、その一歩手前なので「中等度近視」ということになるのですが、「ウスカルフレームを目当てにご来店されるお客様の中では、「かなり弱い度数」です。

こちらの36□26のウスカルフレームに組み込みました。

1704251.jpg

ふだん、S-12.00Dくらいを超えるお客様が選ばれることの多い、かなりレンズを薄くできるサイズです。

このサイズで、この度数(S-5.75D)ですと、屈折率を上げていっても、コバ厚は0.1~0.2mm程度ずつしか薄くなりません。
変化量が少ないのです。

「とにかく、0.1mmでも薄くしたい」というのならまだしも、そこまでこだわらなければ、コストパフォーマンスが高いとは言えません。
超高屈折率のレンズにする代わりに、同じ予算で屈折率を落として、UV420、もとい、400~420nmあたりの波長を抑えるレンズにされました。

屈折率1.67 プラスチック外面非球面レンズにて、耳側コバ厚は2.2mm。

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レンズの中心厚自体が1mmほどありますので、さすがにコバがリム内に収まるまではいきませんでしたが、きれいに仕上がりました。

ちなみにこのフレームですと、S-10.00Dくらいまでなら、ガラスレンズを使うことで2mm台(3mm未満)の厚みにすることは可能です。


  1. 2017/04/25(火) 23:45:50|
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UV420?

先日仕入れたサングラスについていたタグ。

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「UV400」というのは、良く知られていると思います。
400nm(ナノメーター)以下の紫外線(Ultraviolet : UV)をカットしますよ、という意味合いで使われているように理解しています。

ということは、「UV420」というのは、420nm以下の紫外線をカットしますよ、という意味合いになると考えるのが自然です。

が、本来420nmという波長の光は、紫外線ではなく、可視光線(Visible light)に分類されるものです。

数年前から、「ブルーライトカット」とは別のカテゴリーとして、420nm前後の波長をカットするレンズが発売されています。
発売に至った背景等は、ここでは割愛しますが、420nm以下の波長をカットしますよ、という意味で「UV420」という表現が使われているのだと思います。

しかし、繰り返しますが、420nmは「UV」ではありません。
なので、私は、この表現にとても違和感を感じています。

「言いたいことは分かるのだけれど、それってどうよ?」
ということです。

420nmというのは、可視光線の中でも高エネルギーな、HEV(High energy visible light)の範囲に入ります。

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であれば、「UV420」よりも「HEV420」のほうが、主旨に沿っているように感じます。

無論、「HEV」という言葉が知られていない以上、それでは何のことだかわかりませんから、やむなく「UV420」という表現にしているのだとは思います。
ですが、「わかりやすく」ということと、「定義を違える」ということとは、別問題だと考えます。

同じ意味合いで、「UV+420cut」という表現をされているものもありました。
分かりやすいかは別として、こちらのほうが論理的(?)な印象を持ちました。

「批判するだけじゃなく、代案を出せよ」と言われると困るのですが、もしかすると、これから先、この「UV420」という表現が市民権を得るのかなと思うと、釈然としないものを感じます。



  1. 2017/04/23(日) 23:45:26|
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改良提案

先日ご注文いただいた、お子様メガネ。
左右眼ともS+21.00Dでした。

屈折率1.67のキャタラクトレンズをオーダーしたところまではよかったものの、

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恥ずかしながらワタクシ、この度数のキャタラクトレンズを加工するのは初めてだったので、予測していなかったトラブルにでくわしました。


加工機でレンズを削るための下準備として、レンズに光学中心位置の印をつけるのですが、通常は、光学中心点以外に水平方向に二か所、印が付きます。

しかし、何度やっても光学中心位置しか印が付きません。

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なぜだろうと調べてみると、当店のレンズメーターの構造上の問題でした。

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通常のレンズと違い、レンズ中心部に向けて急激に厚みが増すため、印をつける部品の角がレンズに干渉してしまい、印字部がレンズに届かないのです。

キャタラクトレンズの加工自体は初めてではありませんが、こんなことは初めてです。
今回は度数の入っている部分の径が34mmで、度数も強かったので仕方ないのかもしれませんが、これではどうにもなりません。

他社製の手動式レンズメーターですと、ちゃんと3か所の印がつきますが、レンズを抑えるパーツが3点止めで、

1704156.jpg

レンズを保持するには安定性が悪く、(ふだん使っているのは4点止めです)

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且つ、0.01△単位での印点打ちができません。
超強度数なので、これでは仕上がり精度に不安があります。

ですから、何とかして、いつものレンズメーターを使いたいのです。

ダメ元で、印字パーツの角を

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削ったら

1704152.jpg

何とか3点印字ができました。

ixy_20170409_05.jpg

最初から、こういう形の部品にしてくれていればよいわけです。
お願いしますよ。。。


ちなみに、レンズを吸着するときも、見にくくて結構難儀しました。
(2mm偏心でのチャッキングです)

ixy_20170409_11.jpg

仕上がりは、こんな感じで、

1704154.jpg
1704153.jpg

さすがに中心厚は、かなり抑えられました。


今回のように、ニッチなレンズを加工するときにならないとわからない問題点というのが、眼鏡機器には実はいろいろあります。
このような現場からの声を吸い上げて、商品開発に生かしてほしいと思うのですが・・・







  1. 2017/04/15(土) 23:45:05|
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遠近累進レンズでのデスクトップパソコン

眼鏡店のスタッフなら当たり前にわかっていることでも、一般のかたには知られていないこと、たくさんあります。

「手元が見にくくなり、パソコン作業もしんどいので、遠近両用にしたけれど、とても眼が疲れる」といったご相談を受けること、結構あります。

この場合の遠近両用というのは、境目のない累進レンズとお考えください。

で、こういうお客様に「お使いのパソコンは、ノートタイプですか?デスクトップですか?」と尋ねると、「デスクトップ」もしくは「両方」と答えられることが多いです。

通常の遠近両用累進レンズ(以下、遠近累進)は、正面視時に遠くのもの(数メートル以上先のもの)が見える度数が見えるような設定にしています。

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近くのもの(書籍等)を見るときには、レンズ下部に設定されている近用度数を通して見る必要がありますので、下眼遣いになります。

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デスクトップパソコンの場合、ほぼ正面にモニターが来るケースが多いのではと思います。
そうしますと、遠近累進でモニターを見ようとすると、近用度数領域に視線を通すために、こうなります。

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首が疲れます。

普通に遠くを見るような感じでモニターを見ると、

enken.jpg

首は楽ですが、数メートル先を見るための度数でモニターを見ることになりますので、遠近累進の用を成さず、眼が疲れます。


結果として、遠近累進ではデスクトップでの作業がしんどいということになります。

こうした問題を解決するため、正面視時に近見可能な度数を配分した「中近」「近々」などといったレンズが用意されています。

私は、「デスクトップモニター以遠は見えなくてよい。モニターと手元をしっかり見たい」という場合には、「モニターの距離に遠用度数を合わせた、累進帯長の短い、遠近累進」をおすすめすることがあります。
加入度が少なくて済むので、「中近」「近々」よりも反応が良好なことが少なくないです。
イレギュラーなやりかたでしょうが、「これが見やすい」と言われれば、それはアリでしょう。

建築系のかたで、モニターがかなり大きい場合に、バイフォーカルレンズでうまくいったときもあります。


使われるかたの環境・クセなどで、着地点は異なりますので、いろいろなパターンを試してみることが大切だと思います。



  1. 2017/04/11(火) 23:41:08|
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色覚支援レンズ

「私は色覚異常があります」ということを再三述べてきました。
「色がまったくわからない」わけではなく、「ある色の見分けが困難」ということです。

このたび、遅ればせながらですが、「色覚異常のかたが色を見分ける」のをサポートするレンズ「イーガ」の取り扱いを始めました。

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上半分の色が付いた部分で色を見分け、下半分の無色部分で実際の色を見る、という使いかたです。
どれだけニーズがあるかわかりませんが、度付きにできるということで、扱ってみることにしました。

また、色覚異常のかたの見えかたを疑似体験できるお試しレンズ「バリアントール」もご用意しております。
こちらは、ご購入希望のかたは、メーカーサイトから直接ご購入いただくことになります。

もう少し細かい話は、当店HPにまとめましたので、ご興味のあるかたはご一読ください。


  1. 2017/03/14(火) 23:52:30|
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クリングス折れ

鼻パッドを支える金具(クリングス)が、折れてしまうことがあります。

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この場合、当店では対応ができないので、修理業者に送って直していただくことになります。

折れてしまったクリングスの形状が、こんなような、よくあるものだと修理業者さんも似たものの在庫があるので話が早いのですが、

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冒頭の画像のような形状だと、そうはいきません。

片方だけ治すと色がチグハグになりますので、壊れていないほうも外してしまい、業者さんのほうで、類似の形に金属を加工した物を取り付けていただきました。

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業者さんに送る日数、送り返してもらう日数、作業する日数がかかりますが(もちろん費用もかかります)、それさえ許容していただければ、かなり厄介な修理も請け負っていただけますので、ご相談ください。


  1. 2017/03/10(金) 23:41:15|
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